さて、夏のツアーが終わってすでに3か月が経ち、サポーロも今や根雪になろうかっつ季節になっちゃいましたが、ツアーレポートはまだまだ続くということで、よろしかったでしょーか!
では時は戻って走行4日目、8月15日です。本日の行程は山形県尾花沢市の徳良湖からスタートして、県境を越えて秋田の横手市まで。100㎞チョイ、アップ700mくらいっつ、程よい距離とアップですな。
まずは国道13号の横を走る県道を行き、新庄市、金山町と大きな町を抜けていきます。
金山町からは山道に入り、登りが始まります。早速暑くなってきたので、公共施設の外水栓をお借りしてドバ浴びもしながら、300mくらい登って雄勝トンネル到着。足かけ三日間お世話になった山形県とはここでお別れです。秋田もアチそうだけど、どうじゃろか。
トンネルを抜けてしばらく走り湯沢に到着。湯沢と言えば稲庭うどんですな。とはいえ外の気温は35℃、アツアツ系とか天ぷら系は厳しいかなあと思っていたら、出汁も麺も冷たい「冷やかけ」なるものがあるとな。ではそちらを頂きましょか!
本日の目的地、横手の市街へ入る手前で山の方へ少し入り、平鹿地区の「ゆっぷる」さんで風呂をお借りしましょう。このあたりは果樹園が多くて、ウマそうな桃をあちこちで売ってました。手がジュクジュクになったり、運んでいる途中で傷んだりしちゃいそうで買いそびれちゃったけど、今思えば買っとくんだったなあ。
その後買い出しを済ませてから本日の野営地、西ヶ坂史跡公園へ。こちら一応キャンプ地になってるみたいだけど、他にお客さんはナシ。では早速、ウェルカムドリンク頂きますか!
このあたりは馬を日常的に食べる文化があるみたいで、スーパーで普通に馬刺しを売ってました。っつことでタテガミ付きのを買ってきたんで、まずはこれから頂きましょか。
この日もやっぱり夕方を過ぎても暑く、メニューは良く言えば冷菜、要するにそのまま食えるモノ中心となりました。すっかり定番のミニトマト、モロキュー、山菜の水煮などなど。
本日は秋田県で過ごす最後の晩ということで、宴もたけなわの頃、秋田市在住の同期おやっさんが仕事の合間を縫って差し入れを持って訪ねてきてくれました。
おやっさんには事前に遠慮なく「差し入れは秋田の酒ほち~、できれば新政のNo.6的なヤツほち~」とおねだりしていたら、新政に勝るとも劣らないとんでもない美酒を差し入れして頂きました。明日も仕事とのことで飲めないおやっさんに最初だけ遠慮するフリをしつつ、ロボッチ君とワタクシであっという間に四合瓶一本をチューチュー飲んでしまったのでした。
夜もすっかり更けた頃、おやっさんは明日も早朝から仕事とのことで、クルマで秋田市へ帰っていったのでした。
さて走行5日目。本日はアップ900mをこなしつつ、ほぼ100㎞先の花巻を目指します。
まずはJR北上線を並走する県道1号を東へ。相野々駅でトイレ休憩&コーラタイム。
その後県境を越えて岩手県の湯田高原に入ります。ゆだ高原駅から少し北上したトコに湯本温泉があるんで、足湯だけ浸かりましょか。
和賀川沿いの道を上流目指して登っていくと、弁天島なる中洲のような島のような名勝があるっつんで、寄ってみましょか。
弁天島へは橋が通じてます。上から見るといかにも川遊び向きの清流が。
島へ渡ると、水辺までチャリで下りられるトコがありました。こりゃナイス、着の身着のままで行ってみよ!
その後のルート上には鉛温泉をはじめ、温泉がよりどりみどりとのことなので、どこかで昼メシ&早めの風呂にしよかと物色しながら下ってきましたが、何となく決め手を欠いたまま最後の温泉宿に。ではそこに入ろうと思ったらちょうど清掃中とのことで入浴シパーイ。そのまま花巻の市街地へ下りてきたのでした。
しかし不幸中の幸い。この時間に到着できたなら、マルカンデパートの大食堂に間に合うんでなかろか?そう、花巻と言えば、今は閉館となってしまったデパートの最上階で、昭和そのままの雰囲気を色濃く残す大食堂だけが、昼メシ時のみの営業を続けており、チョー有名なグルメ&観光スポットになっているのです。
お、そんなこと言ってたら、見えてきましたよ。マルカンデパート!
さあ久しぶりのマルカンデパート大食堂!名物の巨大ソフトクリームは何段重ねにしよっかなー。ところでどこから入るの?入口は?って、あれ?…
ガビーン!
その後、風呂は何とかして入りたいねえと市内の銭湯や日帰り温泉、ネットカフェなどを調べてみますがまるでナシ。どこの町でも銭湯ってすっかりなくなっちゃったもんね。
そこで「これだけデカい町の運動公園ならジムとかプールとかあって、シャワー使わせてもらえるんでない?」と思いつき、調べてヒットした総合公園へ。
総合公園の隣はあの大谷くんの母校、花巻東高校でした。
無事シャワーを使わせてもらい、さっぱりしたトコで本日の野営地到着です。比較的町なかだし、今日もアチーので、コンロは使わず冷菜中心で。
ワタクシのメインに至っては、サトウのごはんを麦茶にドボンしたのみで。
ロボッチ君は今ツアーもハンモック寝のスタイルを貫いてます。毎日東屋を野営地としているのは、頑強な二本の支柱が必要だからなのです。
っつことで、明日はいよいよ今回のツアー最高所(だったかな?)の峠、区界峠を目指します。その4に続きます~。
じゃまたね!