さあ海の日三連休、今年も貸しボートで優雅なヒラメ釣り祭りだョ、全員集合!とのYキャプテンの呼びかけにわらわらと集まった総勢8名のオサーン様ご一行。今回は新たに船舶免許をゲッツしたマッチャマ君も船長役に加わり、4名ずつ二艘に分かれての出漁です。事前情報ではちょっとシブめとのことですが、どうかな釣れるかな~?

Yキャプテンとマッチャマ船長。どちらの船が釣れるか、船長のウデが試されます。なんてね

集合は朝5時。船がクレーンで吊られて、水面に下ろされたら隊員たちもロイヤルエントリー。ヒラメのほかにもチャンスがあればカスベ(エイ)、アブラコ、カレイなどなど、何でも釣っちゃうよ~んと鼻息荒く乗り込みます。

乗り込む際にヒザ下くらいまで濡れるんで、サンダル必須です

マッチャマ丸にはワタクシのほか万ちゃん、S君が乗り込みます。さあ船長、命預けたで!釣らせてチョー!

近々散弾銃も始めようとたくらむ、すっかり狩猟民族のマッチャマ船長と、日本兵ルックのワタクシ。釣り場マダー?

20分くらい走ったトコでプレイボール!エサ&バケ組が仕掛けづくりでモタモタしている横で、S村君がシュシュシュッとジグを投げたと思ったら、三投目でデカそうなのがヒット。あれよあれよという間に上がってきたのは50センチ級のヒラメ。

よっしゃヒラメいるで、続けー!と、皆さん張り切ってバケやらワームやらジグやら天秤やらを投げ込み、ヒラメを誘います。しかし、その後が続かずヒラメのアタリはナシ。しかも、去年はカレイやらカスベやらヒラメ以外にもいろいろ釣れたのが、今年はアタリはあってもフグやらサバばかり。

アカンねこりゃ、今年はダメかなあと思っていたら、ワタクシの片天秤ヒラメ仕掛けシシャモ一匹掛けに何やら大物がヒットしましたよ!なかなか上がってこないしグングン下にも引くし、これはもしや巨ヒラメか?…

無事ネットイン!でもみんなあまり盛り上がってないね。っつことは…

ハイ、期待した方すみません。釣れてきてくれたのはこちらの方でした。ビローン

特等ロイヤルスイート室(イケス)を占拠するカスベ様。こんな見た目だけど、ご存じの通り激ウマすよ

ヒヘ~重かった。ユラ~~っと上がってくるのが最初に見えた時はみんなで「ヒラメだー!」と盛り上がったけど、正体がわかると「あ、なんだ…」。その見た目にキモチが怯み「やっぱリリースしよかな…」と日和りかけますが、勇気を振り絞って今回はキープ!VIP席にお通しし、気合を入れなおしてシシャモをズルズル引いていると、間もなくバケの万ちゃんにヒット!

こちらは正真正銘のヒラメ、ガッツでゲッツ!

その後もエサ取りのフグや、ズビビと横走りするサバはポツポツ釣れてきますが、本命はなかなか来てくれません。それでも飽きずにシシャモをズルズル引いていると、終了時刻間際に期待できる大物のアタリが来たですよー!さあ今度こそは…

ヌフォー!キタキタキタ、来たですわ~!40センチくらいだけど本命ゲッツ!

まだまだ釣り足りないし、終了間際にヒラメ来たしねっつことで、満場一致で2時間延長することに。予報では曇ったり雨降ったりとのことでしたが、このころから日も出て激アチ状態に。さああと2時間やれると決まれば、まずは腹ごしらえしよっかな。

クーラーでキンキンに冷えたざるそば&いなりを船上で頂くのもいとあはれ。ちめたい!ンマひ!ビール欲しい!

そんな頃、Yキャプテンの船でもヒラメが上がっていたよう。まずはYキャプテン、50センチ級を2枚ゲツト!

ほかに何枚かバラシもあったそう、さすがやね~

ロスタイムに入ってからO田ちゃんも根性で50センチ級をゲツト!

釣り命のO田ちゃん。遠くからも笑い声が響いてました。

一方ワタクシはというと、ロスタイムの2時間は不発、不用意に露出させていた膝をモーレツに日焼けさせただけでゲームセットとなったのでした。今回の皆さんの主な釣果はこちら。

みんなでヒラメ8枚、カスベ1枚、サバ多数でした

最後に、ボート屋さんに記念写真を撮ってもらって終了~です。ワタクシの釣果はヒラメ1、カスベ1,マガレイ2、語るほどでもないドラマが若干あったりしたような記憶もありますが忘れちゃったテヘ。さあ帰ってカスベ捌くでー!

皆さんお疲れさんでした。イネムリに気を付けて帰りましょー

帰宅後はすぐさま解体にかかりますが、問題は解体初体験のカスベ。M師匠にいろいろ教えてもらったけど、やはり目の前にするとちょっと怯んじゃうね…。以下今後のメモついでに捌き方を簡単に。

  • 尻尾は付け根左右のビロビロごと落とす。エイによくある尾棘はないけど、背中側にあるトゲに注意
  • 背中側の頭周辺にトゲあり
  • エラ穴の横のフチのあたりと、ヒレ中央の黒ずんだ部分におそらく毒針(皮をはぐと一緒に取れる)
  • 皮はそんなに固くないので、お湯をかけてヌメリ取ろうとするとボロボロに。皮をはぐならお湯は掛けない。次回はタワシでヌメリ取ってから皮剥ぐのがいいかな。
  • 頭のフチの固い部分から背骨にかけておたまじゃくしのように胴体を残してヒレを切り取る
  • 頬っぺたの肉はそれなりに取れるので、から揚げや刺身にするとンマい
  • キモもウマいみたい。イカゴロ代わりにも?(M師匠談)

最初はビビったけど、一回捌いた今はもう極上の獲物にしか見えません

ヒラメ様は捌いたあと数日おいてから刺身にしましたよん。

半身と縁側を刺身で頂きまっす!いや今回のヒラメ、メッチャんまいですわー!

残りの半身の半身はすしのこご飯で握りに。これまたタマランチすよ!

すしのこってホント便利よね。シャリはもっと小さくてもいいかな。までもンマひ!

余った刺身はちょっとヅケにしてお茶漬けに。んがは、もーたまらんすよ!

いやー今回のヒラメ、ホントんまかったす

さて今回の主役、カスベはオーソドックスに煮つけで頂きましょー。

秋田の銘酒、新政「亜麻猫」と頂き至福すわ〜。残る半身はから揚げかフカヒレ煮風にしてみよかな

っつことで、昨年一昨年より海水温が高かったせいかな、釣果としては及ばないけど、多くのメンバーがヒラメをゲッツできました。ワタクシもカスベ捌きをマスターして野蛮レベルup!今後は全量キープします、っつ意気込みを一句。

そのカスベ、捨てる前にお声がけを

じゃまたね!