さあ良い子のみんながお待ちかね、今年もGWの季節がやってまいりましたよー、ということでよろしかったでしょーか!つーても真ん中に平日が3日間入っちゃってるので、ドカッと休むのは遠慮しとこかなと。しかも天気もイマイチみたいだし、さてどうしよか?
と、モタモタしていたら、職場のやんごとなき方よりナイスな催しへのお誘いが。ほんじゃま、それをメインに車中泊の旅でもしたろかと、まず向かったのはこちら夕張。前から行きたかった石炭博物館行ってみよか!
だだっ広い敷地に入ってみると、路面は荒れてるし廃墟っぽい建物は放置されてるしで、ホントにやってんのかな?と怪しんでいると、そんなキモチを見透かすようにこんな看板が出迎えてくれたのです。
駐車場にクルマを停めて、しばし歩いた先が博物館の本丸です。横にはかつて使われていた本物の立坑がそびえ立ってます。では博物館にロイヤルエントリー!
こちらの博物館、2019年の火災事故以来閉館してて、この4月にリニューアルオープンしたばかりだそう。館内に入ってまず目を引かれるのが、元炭鉱マンの方が描いた当時の雰囲気ドバ出のイラスト。坑内に下りていく前の、炭鉱マンたちの和やかなやり取りが聞こえてくるよう。
当時は事故も多かったんでしょう。写真には残しようがない、いかにもヤバそうな瞬間のイラストも多く見られます。
他の展示も、当時の栄えた町の様子や、炭鉱の誕生から閉山までの歴史、使われていた道具や設備など盛りだくさんで、昭和マニア、産業史マニアにはタマランチ必至です。こら北海道観光界の新たな目玉と言って過言でないすよ。まだの方、ぜひ行ってみてねー。
博物館本館を見終わったら、立坑下のエレベータで地下1000mの坑道へいざ。1000mにしてはずいぶん早く着いちゃうね、っつのはお互いオトナなので言わずにモニャモニャ…。エレベータを降りたトコでは、当時の所長、竹鶴可文氏に出迎えていただきます。ニッカの創業者で有名な政孝氏の兄だそう。
ガス噴出、火災、爆発、落盤などなど死亡事故は毎年のようにあったみたいで、展示にあったリストをざっと数えただけで、2000名くらいの炭鉱マンが亡くなっているみたい。救助隊も大忙しだったでしょな。
さあここからクライマックス、当時使われていた坑道をそのまま利用した「模擬坑道」に突入です。博物館HPより「『模擬坑道』は、バリバリの本物の坑道で、地下では実際の石炭層に触れることができます」とのこと。では行ってみよ!
こちらは採掘の最前線「採炭切羽(きりは)」です。博物館HPより「ドラムカッターにより炭層が切削され、コンベアーによって石炭がゲート坑道へと運ばれて行きます」って。
ルートの最後にあるなっがい階段を上って模擬坑道から地上に出ると、先ほどの坑口の真上にある、石炭層がむき出しの「大露頭」が待ってます。
いやスゴい見ごたえ、圧巻の展示でした。こらもー絶対オススメよ!ぜひ行ってみてチョー。地下坑道はすっごく涼しいので、6月くらいまでは防寒具必須でね。
さてさて、では本日の車中泊ポイント、鵡川の道の駅に向かいましょか。こちらは何と温泉付き&車中泊ユーザー歓迎で、近所にはちょっといかした居酒屋もあるっつでない。では晩メシはそちら「純ちゃん」で頂きましょか。
生ビールと砂肝串、卵焼き、鳥の半身焼きなどを注文。ウホホ、半身焼きンマそー!
いや食った食った、ンマかった。ではジュテーム号に戻って映画見て寝ましょかね。夜長のオトモにネトフリの映画を5本ばかしダウンロードしてきたんす。全部見たら徹夜だね。
さて翌朝。事前に職場のおエラい方からお誘いを頂き「日高富川の方で日本犬保存会の展覧会をやるんで、良ければいらっしゃいな。ウチも6頭ばかし連れてって、うち一頭は子犬、触れるよ」とのこと。起きてすぐ富川に向かい、どんな雰囲気でしょかと会場に入っていくと…
審査ではまず歯並び、かみ合わせ、体高などの外見がチェックされて、その後立ち姿とか、三角形のコースを歩く様子などを採点されるそう。プクちゃんもコースインして試し歩きにチャレンジ。
どちらを見ても立派な柴犬ばかりの展覧会で、ウチもまた迎えるなら柴かな~っつキモチを確認したのでした。ちなみに誘ってくれた方のワンコは成犬の部で見事一等賞を取ったとのこと。そらその息子のプクちゃんもかわいいワケだ。んじゃプクちゃんまたねー。Yさんお誘いありがとうございました!
さあここからはチンタラ下道で釧路を目指します。せっかくなんで遠回りだけどえりも岬経由で行きましょか。
その後広尾で昼メシを食い、さらに東へ。途中、ジュテーム号納車直後のクルマ旅行で、おマメが車内からキーロックしちゃって大騒ぎした思い出のパーキングなぞ立ち寄ります。
意外に行程がはかどるんで、ちょっと話題の宇宙関連施設でも冷やかして行きましょか。まずはこちら。
もうちょい走った先にこちら。北海道スペースポート、略してHOSPO。ロケットの射場です。
この格納庫のすぐ隣に、大樹町宇宙交流センターっつのがあります。一般客歓迎で無料とのことなんで入ってみたら、町職員のOBの方が丁寧に説明してくれました。ロケットって、近くで見ると結構手作り感あるのね。
その後は晩成温泉でひとっぷろ浴びたあと、さらにチンタラ走って無事釧路に到着~。いつもの駐車場で車中泊の支度なぞモタモタしていたら、釧路でお世話になってる心のトモ、タッキーが合流してくれました。では久しぶりに、アレ行っちゃいますか!
もちろんラーメンも頂きます。むしろこちらがメインと言ってもいいくらい。んもー、この世で一番好き!
いやーやっぱし釧路いいねえ、ンマいねえ。腹は一杯だけど、せっかくなんでもう一軒行きましょか。釧路と言えばやっぱり炉端。何度かお世話になってる「番小屋」さん行ってみよか。
カウンターに横並びで3人腰かけ、まずは目の前に盛られた大皿から、こごみの胡麻和えを頂きます。
焼き物は焼きおにぎり、刺身はホヤのいいのがあるってんでそれと、お決まりのツブ、しめさばなど。酒はもちろん福司ですな。
その後奥様に迎えに来てもらったタッキーを見送って、ワシらは釧路川沿いの駐車場で惰眠をむさぼったのでした。いや釧路やっぱりえーわー。
んで三日め。ホントはもう一泊しよかと思ってたんだけど、明日の天気予報はまさかの雪とな。日高山脈を越える日勝峠や狩勝峠はもちろん、道東は平地でも雪予報なので、夏タイヤに換えちゃったワシらはこの辺が潮時ですな。一日かけて今日もチンタラ下道内陸コースで札幌へ戻りますか。
帯広へ向けて走っていると、日高山脈がみるみる近づいてきます。
帯広の六花亭ではモーニングをいただけるっつので、そら行っときましょか。サラダとコーヒーはお替り自由。クラムチャウダーはアサリがゴロゴロでおいしゅうございました。
ちょっと買い物などしたあと、間髪入れずに早めの昼メシを。帯広と言えばこれ、インデアンカレーですな。
その後はひたすら西へ西へと走り、日勝峠を越え、夕張も通過し千歳へ。帰宅前に温泉寄ってこか、どうせなら行ったことないトコがええなあ。と、探してお訪ねしたのがこちら、千歳の松原温泉。こんなとこにこんな温泉があったのね。チョー濃いモール温泉で温まりました。
帰宅後、タッキーから頂いたお土産を開いてみると、ワシ好みの釧路おつまみセットがコンニチ君。何よこんなに入れてくれてたのね、ありがとねー!
つことで、今回は高速道路を使わずオールチンタラ下道ドライブでしたが、あちこち寄れて楽しいねえやっぱし。では、GW後編に続きまーす。
じゃまたね!