愛犬おマメがお星様になって2週間、まだまだワシらの寂しさや悲しみは癒えませんが、クヨクヨしてばっかりじゃあおマメも安心して天国へ行けないもんね。パーッと温泉旅行でも行って、ウマいもん食って、キモチをちょっとアゲよっか!っつことで、行ってきました函館は湯の川温泉、二泊三日のおマメ追悼ツアーでございます。

今回は往復列車での極楽旅です。ちょうど雪まつりの時期で、札幌駅は大にぎわい

函館行き09:44発特急北斗、車内はインバウンド客がデッキまであふれる混雑ぶり。函館までは所要4時間あまり。ヒマつぶしにスマホでマップなぞ見ていると、お!あそこを通るんじゃん。うまいこと写真撮れないかな。トンネルとトンネルの間のほんの一瞬、かの有名な秘境駅を通過するんです。トンネル内からスマホを構えて、今だ!と連写して撮れたのは…

さすがGoogle謹製AIメガ盛りスマホ。ギリギリ駅名が撮れてました。小幌駅です

もう一枚は駅周辺の状況がもっとわかるくらいに写ってました。こんなトコなんだ。もちろん猛スピードで通過しているので、肉眼では何も確認できません。

オホホ、期待以上にしっかり撮れてるね。付近に車道もなく、鈍行に乗りでもしなければ見られない風景です。小幌駅でした

午後1時過ぎに函館到着。両手にゴロゴロを引くインバウンド客をすり抜け、すぐさま市電に乗り換えます。まずはド定番のあそこへ昼メシ食いに行きますか。

市電もインバウンドご一行様で大混雑でしたえ

一発目函館グルメは当然こちら。ヨッメの大好物ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーすな。

テイクアウトで札幌まで持って帰ったシナシナのでも大喜びのヨッメにとって、夢にまで見た瞬間でしょう。元気出すやで~

食後は再度市電に乗って湯の川温泉へ。ホテルへチェックインし、温泉チャポーンなどしたらもう夕メシタイム。湯の川温泉エリアには歩いて行ける範囲で居酒屋やら寿司屋やらよりどりみどりみたい。せっかく来たし、回らない寿司食べちゃおか。宿から一番近そうなこちらに予約取ってロイヤルエントリー!

雷門鮨さん。カウンターで大きな窓から庭のアカマツを眺めながら、大将の握りたてを頂きます

まずは上にぎりで一通り出してもらったあと、第2ラウンドはスペシャル握りをいくつか頼みます。もちろん中トロも!

ガファ、ウマそー!の前に、う、美しすぎる…。この厚みとなめらかな曲面と輝きと重力感。しばし見とれてしまいます

いやこれはタマランチとか言ってる場合じゃないすよ。ここで終わろうかなーとも思ったけど、ここまで来たらアレすなアレ、アレも行っときまショー!

艦隊長乗艦、旗艦「なまうに」ロイヤルエントリー!値段は見ちゃダメ、気にしちゃダメ!

酒は釧路の福司。ポン酒がススム君すよこりゃ。

第2ラウンドではこのほか、ホッカイシマエビ、アナゴ、玉子なぞ頂きました。アナゴは骨抜きカンペキでまるでクエのよう

今回お世話になったお宿はこちら、ホテルかもめ館さん。和室二名二泊素泊まりで2マソ円と、このホテル高のご時世に涙の出る価格設定でございました。ありがたや〜。もちろん大浴場は泉質バッチシの湯の川温泉入り放題。

街もデカいんで食事にも居酒屋にも全く困りません。いや湯の川やっぱしええねえ


さて二日目。散歩に毛の生えたくらいのペースで旅ランしましょかね。顔がヒリつく寒さだけど天気は上々。空港の方でも一回りしてこっかな。ルートはこんな感じ。

左の緑の点がスタート。空港を回って7キロ余りのコースです

ホテルを出てすぐ橋の上から海の方を見ると…

河口で優雅に佇むのは白鳥のつがいすね

海沿いの旧道に入ると、そこかしこから湯気が立ち上ってます。どのお宅も温泉引いてるのかな、ええねえ

旅先で早起きして町並み見ながらチンタラ走るのはなかなかええもんすよね

後ろを振り返ればおお、函館山がくっきり見えてるでないの。函館ライフええねえ

こういうわかりやすいシンボルがある町ってええよね

空港の滑走路下をトンネルでくぐって、ターミナルにUNKO活動がてら立ち寄り。

ちょうど始発便?のチェックインが始まったトコのようでした。トイレありがとうございました

欲張って7キロも走っちゃった、足イデー。ホテルへ戻る前に朝メシを調達しましょか。ありがたいことに、ホテルのまあまあそばにあの店があるんです

ハセガワストアさん。いやもうすっかり湯の川ファンになりました。ええトコじゃのー

腹をすかせたヨッメが待つホテルへ戻り、ひとっ風呂浴びてから朝メシです。頂くのはもちろんこちら。

名物焼き鳥弁当。焼き鳥と言いつつトリ0パー、ブタ100パーなのは今さら言わんでもええよね。ピリ辛味買ったら、かなり本格的に辛かったす

さて、中日の本日はまるでノープラン。何して遊ぼっかなーとAIスマホをヌルサク見ていると、熱帯植物園とやらでオモロイもんが見られるとな。そこ、走ってたらホテルのすぐそばにあったよ。んなら是非行ってみましょ

入場料300円ポッキリ。何のヘンテツもない植物園のようだけど…

こちらでは何と温泉に浸かるサル軍団が見られるそうな。インバウンドの皆さんが群がる人垣の隙間に入ってみると、いたいた!

おサルの皆さんが温泉にロイヤルエントリー!こらキモチええわねー

そんなこんなでもう昼メシタイム。函館なんでラーメン行きましょか。いかにもっつ人気店はインバウンド軍団で大繁盛のご様子なので、その向かいにあるワタクシ好みの佇まいのお店にロイヤルエントリー。

ワタクシは醤油、ヨッメは塩を注文。人生大先輩のオネーサマがお一人で丁寧に作るのをしばし待ちます。

塩と醤油、シンプルでええねえ

跡継ぎはいるのかなあ、こちらも絶メシになっちゃうのかなあと、余計な心配もしつつ滋味深いラーメンを頂いたのでした。北海ラーメンさんでした。

最近はこんな感じの店構えにたまらなく心惹かれるのです。昭和ノスタルジー?

では、オヤツ買ってホテルに戻りましょか。ちと歩いたトコに焼きダンゴの店があるっつんです

銀月さん。右は黒ごま、真ん中は醤油、左はきな粉。モッチモチで美味しゅうございましたえ

その後はまた温泉でマターリしたり、スマホでピコピコしたりのんびり過ごしてたら、あらもう夕メシの頃合いすね。昨日は寿司だったんで、今日は居酒屋かなーと探してビビビと来たのがこちら。その名も「けいりん」さん。宿からちょっと距離あるんでタクシー乗っちゃった。

店名の由来は、もともとは競輪場の近くでやってたからだそう。湯の川温泉エリアからはちょっと離れたところです

中に入ると、ああこれはいかにも地元の紳士淑女に愛されていそうな雰囲気でないすか。ワシ好みど真ん中!お一人で切り盛りされているオネーサマに、刺し身と天ぷら盛り合わせなどお願いします。

しめサバ、まぐろ、マコガレイ刺し。自由市場で毎日仕入れているそう、ンマヒ!

天ぷらもなかなかのボリュームですな。その他に、マダラの子も頂きました。いやこれはポン酒がススム君

いわゆるタラコはスケソウダラの子。マダラの子はなかなか食べるチャンスないよね。いやンマい!


さて最終日。朝はまたハセガワストアの焼き鳥弁当を頂き、時間一杯まで温泉を堪能してチェックアウト。ホテルかもめ館さん、お世話になりました。

ちと早めの昼メシとお土産を物色しに、昨日けいりんのママに教えてもらった自由市場へ行ってみましょか。ちょうど同じタイミングでチェックアウトした旅行客で満杯の市電に乗って函館駅へ。市場はそこから歩いて10分くらいです。

市民の台所、函館自由市場。観光客だけでなく、地元の人、プロの人も使ってるそう

中はこんな感じ。ご飯や味噌汁も売ってるんで、好きなもの選んで刺し身丼・定食にして食べられるそう。さて何食べよかな〜。

マグロエビソイホタテアワビなどよりどりみどり、何乗っけたろかなー

そんな中、燦然と輝きを放っていたのが大トロのサク、お値段は…1900円!?マジで?この大きさで?と思わず二度見しお買い上げ。この大きさなら他はいいかな。大トロで刺し身定食行ってみよ!

大トロ様のお通りよ〜、と自慢げに掲げて飲食コーナーへ向かいます。僕のこれ、大トロ。キミのそれ、何刺し?

飲食コーナーで頂いたご飯と岩のり味噌汁を従えて、今回のツアーのクライマックス、大トロ様ロイヤルエントリーでございます!

ヌフォー!大トロなんてこんないっぺんに食べたことないよ。お味はもちろん…タマランチ会長ドバ出でございました!

いやウマかった。まさに溶けるようなンマさとはこれですな。ではボチボチ帰りましょか。

さらば函館、楽しかったよ〜。また来るね

こちら今回のお土産。自由市場の乾物屋さんのオネーサマが勧めるモノみんなウマくて全部買い。

昆布やら海苔やら昆布入りスパイスやら、海藻オンリーですな

という、飲んで食って遊んで温泉入っての極楽2泊3日を過ごし、ヨッメと二人ちょっとキモチを上げて帰宅したのでした。おマメよー、天国で走り回ってるかい?たまにはこっちにも遊びに来るんやで〜。グッスン

じゃまたね!