地球沸騰時代のこの夏、サポーロも最高気温が30度を超えるのは当たり前となりんした。そんなお盆休みに天気予報をふと見ると、道外の激アチランキング常連ランカー都市は40度に迫らんばかり。道内も軒並み30度超えと出てる中、思わず二度見したのが「稚内 最高19度」って、マジで?

最高30度オーバーと10度台、両方味わおうでないの!と、思い立って2泊3日の道北キャンプツーリングに出かけたワケでありんす。

つことで、初日のルートはこんな感じ。

シーサイドクルージングの楽しみは後半に取っといて、前半は内陸を行きましょか。激アチの中、国道275号を乗ったり逸れたりしながら、まずは妹背牛まで来たら腹減ったね。調べてみたらンマそうなラメーン屋があるでないの。

旭川ラーメン、ばにはつ分家さん。胸のプロテクターは最近どハマリしてるyoutubeチャンネルYSP横浜戸塚さんからのプレゼント

細麺&魚介豚骨スープ?の醤油ラメーンをご注文。シンプルかつ大変美味しゅうございました。

具材はチャーシュー、メンマ、ネギのみ。潔いね

メシ後は山越えして留萌のチョイ上、小平に抜けます。ここまで激アチだったけど、海に出たら少し涼しくなってきました。

ええねええね、何もないね、道北感出てきたね〜。お、早くもサケ釣りしてますな

苫前町役場を通りがかると、巨大なクマーのオブジェが迎えてくれました。苫前町と言えば、かの有名な三毛別ヒグマ事件の舞台がある町。クマーが町のシンボルなんですな。

目がビカビカ光るパワーアップ版に生まれ変わり、今やひっきりなしにバイクやクルマが止まる観光スポットとなってます

羽幌のエーコープで買い出しして、本日のお宿候補、みさき台公園キャンプ場に向かいます。が、到着して愕然。キャンプサイトは既に満員御礼で隙間なくビッチリ。こらダメだわ。

キャンプ場までのアプローチ。ここまではウキウキだったんだけど一転ガックシ

この感じだとどこも激混みかなあ、とゲンナリしつつさらにちょっと北上し遠別へ向かいます。

当てにした海岸のキャンプ場は、花火大会のため本日閉鎖中とのことでガックシ2。でも、山側にももう一箇所あるよっつんで、そちらへ行ってみよか。

二箇所にフラれて、ようやく到着した富士見ヶ丘公園キャンプ場はこのドシーズンでも奇跡の空きグアイ。ええよええよ、では早速始めましょか!つーても風強いんで、ガスコンのみでチマチマね。まずは羽幌産のツブ煮から。

醤油の代わりに納豆たれのミニボトルを入手。これ使えるわ〜。調味料レギュラー入り確定ですな

今回は折りたたみのクーラーバッグ投入で氷も朝までバッチリよ。山盛りの煮ツブをツマミに、焼酎をキンキンのロックで頂きます。

氷山盛りなんてバイクキャンプではなかなかできないゼータクね。たまらん

ほろ酔いになったトコでドーン!と轟音が響いたのを合図に、花火大会が始まりました。

テントで飲み食いしながら花火も楽しめて、しかも空いててサイコー。来年もこよっと

っつ、結果オーライで大満足の初日なのでした。


でさて、二日目はいよいよ稚内方面を目指します。ルートはこんな感じ。時計回りでホッカイドの北の果てを行ってみよ!

予報では日本海側は晴れるけど、オホーツク側は曇りとのこと。稚内あたりはしっかり寒そうね、楽しみ。

遠別キャンプ場の爽やかな朝。うっし、今日も頑張ります!

朝メシは昨日の残りのスープカレー。ホロホロの手羽先とじゃがいも、にんじん、オクラ入り。

味はベル食品のスープカレーペースト、ご飯はサトウのパック。手軽で充実の朝メシす

今回の相棒はこんな感じ。40リッターのリアボックスと30リッターのザックを積んでます。前がごちゃっとしてるのは、ハンドルに掛けた胸部プロテクターね

早いし楽だしラブリーなのに、いまだに同じバイクとすれ違わないx force号の旅勇姿

ではシパーツ!まずは日本海側、オロロンラインを北上します。

有名なオトンルイ風力発電所。高さ100mの風車が3kmに渡って連なってます。圧巻

イマイチ迫力が伝わらんね。別アングルからもどうぞ

2003年から稼働、そろそろお役御免っつウワサです

今日はスタートからそこそこ涼しかったけど、もーこのあたりで限界の寒さに。念のため持ってきたニセダウンも着込んでさらに北へ。

日本最北端の宗谷岬に到着、なかなかの人出でした。

最北端の碑は自撮りの順番待ちで行列ができてました

岬からは一旦海沿いを離れて、丘陵地帯を行く宗谷周氷河ロードへ。

周氷河地形とは、地中の水分が凍結や融解を繰り返してできる起伏の緩やかな地形で、寒冷地特有のものなんだって

猿払のチョイ上で再び海沿い、オホーツク海岸に出ます。いやしかしこっち側はさらに風がスゴいこと。

海風に押されて傾いたりよろけたり、潮を浴びたりしながら、折角ここまで来たら是非寄っときたい農道エサヌカ線へ。何回か来てるけど、南下するパターンは初めてかも。

見える限り真っ直ぐな道が地平線まで続いてます。ああ道北ええねえ

その後再び内陸へ入り、ここまで来たら寄っときたい知駒峠を越えましょう。峠を越えるとまた晴れてきたね。無人駅の問寒別駅で小休止、激サム対応装備も解除しましょか

いつか鈍行乗って飲みながら旅してみたいね

今日は別のキャンプ場に泊まろうかなと中川町のキャンプ場に寄ってみたところ、本日は予約で満場とのこと。であればもうチョイ走って、昨日と同じトコにお世話になろかな。

っつことで、また戻ってきました遠別町富士見ヶ丘キャンプ場。おおう、今日は利尻富士がバッチリ望めるでないの!

昨日は麓の方しか見えなかったけど、今日はてっぺんの方が見えて感動。富士見ヶ丘のネーミングに納得

昨日は風呂に入り損ねて蛇口ティモテ&体フキフキで済ませちゃったので、今日は何としても風呂入りたいね。調べたらまあまあ近所にいい温泉があるでないの。そら行っとこ!

旭温泉さん、赤茶色の塩泉でチョー好きな泉質でした。今度は宿泊しよっと

テントへ戻ればもう真っ暗。でも風も弱めなんで、今宵はスモール焚火から炭火焼きやっちゃおかな

100均のミニスウェーデントーチで極小焚火。裸火ええねえ

燃え盛ってきたところにオガ備長炭投入。安定してきたところで厚揚げ着艦。納豆タレとチューブしょうが、ネギを薬味に「竹虎」モドキで頂きます。

正直なかなか炭火が起きないんで、ガスコンも投入して枝豆をつまみつつ竹虎を待ちます。大根おろしを乗せれば雪虎ね(魯山人命名)

本日のメインは、同じ調味料で作れる厚切りポークのしょうが焼きということで、よろしかったでしょーか!

いや納豆タレ万能ね。麺つゆよりダシと甘みが控えめなのかな?細かいことはさておきタマランチ!

このほか昨日と同じくスープカレーも作ってたんだけど、そこまでたどり着けずに終了。ごっつあんでございました。

きっと来年の今頃も空いてるでしょう。遠別ええねえ


さあ三日目、今晩から道内各地は雨になりそうなんで帰りましょか。さて、海沿いで帰るか内陸を行くか。せっかく来たんで朱鞠内湖見て幌加内でソバ食おかな。そんな結果辿ったルートはこちら。

ほぼ快晴の朝、何かシュワッとしたい〜。甘ったるくてシュワッとしたの飲みたい〜、とコーラを求めるゾンビのようにキャンプ場下の道の駅へ。途中、展望タワーがあるんで登ってみました。今日は一層利尻富士がクッキリ。

木造タワーはちょっと朽ち気味の螺旋階段が少々オソロシかったけど、てっぺんは絶景でした

遠別道の駅は車中泊組もそこそこ。新しくコインランドリー棟もオープンしたみたい。使い勝手いいねこれは

こちらそのランドリー棟。今度はジュテーム号(クルマ)でこよっかな

朝メシは昨日食えなかったスープカレーです。食った分頑張って走ります!バイクがね…

ベルのスープカレーの素、ホント偉大なり〜。こればっかになりそ

さあ出発。まずは昨日最後に走った道をちょっと戻って音威子府駅へ。駅の中に有名な駅ソバ屋さんがあったのは昔の話。

こんな佇まいの有人駅です

中にはちょっとした展示コーナーがあって、きっとマニアの皆さんにはたまらんすね。UFOキャッチャーがあったんで、2回チャレンジしてみたけど空振りに終わり早々に諦めました。

カプセルには番号札だけ入ってたんだけど、何がもらえたんだろ?次回の楽しみですな

道北の大動脈、国道40号を南下していくと、走るに連れて気温もぐんぐん上がっていくのがわかるほどで、こりゃ先が思いやられるな…。

美深からは国道275号へ分かれて朱鞠内湖を目指します。少しは涼しいかなと思ったら、ホントに少しだけね。いやどこも暑い!

これまた最近起きた戦慄のクマー事故で有名な朱鞠内湖、日本最大の人造湖です

クマー湖も拝めたし、あとはソバ食って帰りますか。幌加内の町なかのソバ屋を目指す途中、もっと手前にナイスなオーラが漂うソバ屋をハケーン、思わずUターンして納豆そばをオーダー。

ヌフォ、ええねえ霧立亭さん。調べたらなかなかの人気店でした

さああとは安全運転で帰るだけ。しかし暑い!幌加内の今の気温は…34度!死んじゃうよ!見事なソバ畑があったんで止まってみるも、日陰がないんでダメだこりゃ。家まで持つかな…

止まって撮影するだけでもー汗ダク。早くバイク乗って風浴びないと

その後はなるべく渋滞を避けて、南へ南へ。コンビニ小休止を繰り返して、ドス曇りのサポーロへ無事戻ってきたのでした。帰宅直後に雨が降り始めてナイスタイミング。

という、2泊3日で激アチと激サムを味わえる、ホッカイドならではのゼータクな旅でした。あそそ、今回初導入の胸部プロテクターは安全面はもちろん、ぶつかってくるムシをガードしてくれる意味でも大変ナイスでした。あと、寒さがたたったのか、その後風邪引いて今も鼻ズビなのも旅の名残。

じゃまたね!