さあよい子のみんながお待ちかね、ゴールデンウイークがやってきましたよー!。
久しぶりに釧路グルメ食べよかな~、でもGWはホテル高いな。道北はまだ寒そうだし、道南ではちょっと近すぎるかなあ。夏の船旅良かったなあ、なんならいっそフェリーに乗って東北行っちゃう?
と悩みに悩んで、最終的に決めた行先は下北半島。バイクで函館まで走ってフェリーで青森へ渡り、下北半島をぐるっと回って、八戸からフェリーで苫小牧へ戻ろっつルートです。宿2泊フェリー1泊の超コンパクトツアーながら、船旅も秘境も横丁も味わえる絶ミョーなプランということで、よろしかったでしょーか!
花粉もPM2.5も多めとの予報で、家を出た途端に鼻も目もムズムズしまくりんですが、天気は快晴で絶好の行楽日和です。キモチえー!あーーーっす!と快調に走っていると、静狩峠の登りで突如バイクが失速。
「なななな、何起きたー?こんなとこで故障?」
とりあえず路肩に寄せようとリアブレーキを掛けると「カチャ」という感触が。イカン!後付けパーキングブレーキを解除し忘れたまましばらく走っちゃった!
その後、若干ブレーキのタッチが変わっちゃったかな?と感じたけど、冷えるに従い回復し安堵。今後二度とないよう気をつけます!
お昼時に長万部到着。ずっと気になってたあのお店行ってみよかな。
函館にまっすぐ行くにはまだちと早いので、時間調整がてら少し寄り道。しかべの道の駅で、久しぶりにせいろ蒸しやりますか!昼メシ食っちゃったからタマゴだけでいいかな。半熟は8分、かた茹では12分とな。
つーても5つは食えんので、残りは道中のオヤツにしましょか。持ち歩くならしっかり12分蒸かして固ゆでにね。
本日のゴール函館に到着。宿で即自転車を借りて近所の西ききょう温泉へ。
今宵のお宿は旅人の御用達、函館クロスロードさん。今シーズンの営業をつい二日前から再開したそう。晩メシはご主人にあっさり系ラーメンのオススメ店を教えてもらい、ご近所の「良ちゃん」へ。行ってみたら、焼き肉屋ですなこれは。のれんをくぐると地元のカップルやあんちゃん二人連れなど、ご近所焼肉屋のオーラ全開で大変いい感じ。では早速ワタクシも注文をば。
「キムチとビール、あと、時間差で醤油ラーメンお願いしまっす!」
これだけで済まそうと思ってたけど、店内に充満する焼肉のカホリとサウンド、グリルやメニューのビジュアルに負けて、ラーメンを一旦ストップさせてもらいホルモンとカルビを注文。練唐辛子も添えたタレがンマい!
締めには初志貫徹でラーメンも頂きます。牛骨で取ったスープがたまらんすよこれは。ごちそうさまでした!
さて二日目。早起きしてまずは始発のフェリーで青森へ渡ります。フェリー乗り場は宿の目と鼻の先。ネボスケの旅人にも安心ですな。
青森港へ到着後、いざ下北へ!と走り始めると、すぐ横の埠頭に巨大な客船が停泊しているじゃないですか。ちと見てみよかな。
上の方に何か書いてあるね。Queen Elizabeth?クイーンエリザベス号じゃん!
フェリーは11:20青森着なんで、少し走ればお昼時。このあたりの名物はホタテだそうですが、それよりも気になったこちらの店で洋食ランチといたしましょう。なんつったって店名がいいもの。
店内はこんな感じ。カウンターの奥にはカップと洋酒がずらり。いつか夜来てみたいなあ。
ゴルゴを読みつつ、東ティモールは大変なコトになってるのに、日本は平和でいいなあと無責任かつ薄っぺらな脳内世界情勢評論などしていると、ご注文のカレードリアが運ばれてきました。
今晩のお宿があるむつ市街地をスルーしてさらに山道をグネグネ走り、その先にある下北半島最大の観光スポット恐山を目指します。到着したのは15時半過ぎ。16時で閉まっちゃうので大急ぎで回らんと!
恐山を訪ねたのはこれ、境内に極上の温泉があるんです。
サッと入ってサッと出て、賽の河原方面をサッと散策します。
むつ市街地へ戻りホテルにチェックイン。洗濯とウエルカムビールなどしつつ、今回の旅のメインイベント「神社横丁」詣でに備えます。
説明しよう!神社横丁とはむつ市田名部にある飲み屋横丁の一つです。田名部は「本州最北の盛り場」とも呼ばれるくらい、小さな居酒屋が軒を連ねる横丁がいくつもある夢のような町なんですな。そんなことをホテルを予約したあとに知って、もー頭パンパンに期待してここへ来たワケです。
さあ、いざシツゲキの時間だ!色とりどりの看板がにぎやかに光る神社横丁へ!
って、あれ?何か全然看板光ってないけど…今日日曜じゃん!
ままま、マジかよ~~~。入れる店あるかなあ?一気に盛り下がり、不安な気持ちで横丁を徘徊して、開いていそうな店をいくつか覗いてみますが、どちらも貸し切りだったり満員だったり。
もう一本、神社に近い側にも通りがあるはずだから、そっち覗いてみよか。
オーラを頼りに決めた一軒「ほそ川」さんの暖簾をくぐってみます。
「いらっしゃーい!」
迎えてくれたのはいかにも気っぷの良さそうな女将さん。横長のカウンターと、奥にはカラオケも。ここだ!、こういう店こそイメージしてた店だ!すっかり安堵して、先客の大先輩お二方の横に着座させて頂きます。
「飲み物は?料理はこちらからどんどん出すけど、それでいいかしら?」
まずはビールで!料理などシステムは全面的にお任せいたします!
地酒出してるよ!とのことなので、二杯目からはそちらを頂きましょか。徳利を数本飲んだところから、一本飲んでいる途中ですでに次の徳利が目の前に置かれる、エンドレス地酒ドリーマー状態に突入です。
そんなこんなで、最初はお客さん三人だけだったのが、やがて地元の常連さんや旅行の方やらでほぼ満席に。隣り合った人とバカ話したり、カラオケリクエストしたり一緒に歌ったりで大賑わい。いや楽しいねえ、神社横丁!
さて三日目。いやあ昨晩は真っ白な灰になるまで燃え尽きました。いや歌った歌った…って、何歌ったっけ?状態だけど。
若干二日酔い気味ですがお世話になった神社横丁の大ボス、田名部神社に御礼しないといけませんな。朝イチでお参りに伺います。
昨晩は夜の部のメインですが、本日は昼の部のメイン、下北半島のまさかりの刃の部分に当たる国道338号線、別名「海峡ライン」を走ります。予定ではむつから海沿いを時計回りに走るつもりでしたが、途中一部不通区間があるとのことで、まさかりの刃の下に位置する脇野沢集落のあたりを若干ショートカットするコースで行ってみます。
こちらのルート、基本的には断崖を縫うように走るアップダウンとグネグネが非常に激しい道で、スクーターで走ってもとてもエキサイティング。でも転んじゃ台無しなのでくれぐれも安全第一で行きましょう。
道中、ほぼ唯一にして圧巻の名勝「仏ヶ浦」があるので立ち寄ってみましょ。
行きはよいよい帰りは汗だくになって駐車場へ戻り、さらに北を目指します。出てすぐ展望ポイントがあったので、今度は上から仏ヶ浦を見てみましょうか。
その先、少し走ると見覚えのある店が。だいぶ昔、えっらいウマくて安いウニ丼を食べた店だ。昼メシにはまだちょっと早いですが寄ってみると…
その向かいにメシ屋さんがあったんで、こちらで海鮮丼頂きました。
その後、定番スポットの大間崎、尻屋崎を巡り、あとはひたすら南下して八戸を目指します。
ひたすら走って走って、暗くなる前に無事八戸に到着です。出航までまだまだ時間あるんで、温泉&サウナ行っとこかな。
八戸フェリーターミナルは昨年夏のチャリツアーでも使ったんだけど、この一年足らずの間にリニューアルしてすっかりキレイな建物に生まれ変わってました。
昨夏のチャリツアー終了時には生姜焼き定食を頂いたレストランもすっかりキレイになってました。醤油ラーメンもなんだかオサレに見えますな。
フェリーは22時発、苫小牧は6時着予定なんで、20:30の乗船後カーッとチューハイを飲んでカーッと寝ましょう。さらば青森!ありがとう神社横丁!ほそ川の女将さん、またね~。
翌朝6時に苫小牧到着後は下道でシュッと帰宅し、その後間もなく雨が降り始めました。天気にも恵まれすぎね。
という、非常に内容の濃い実質2泊3日のツーリングでした。また行こっと!
じゃまたね!