約一年前に広島からフレームをお取り寄せして組んだ、我が愛する重チャリ「sig. Rando」号。フロントキャリアは、TIOGAのアルミの安物を付けてるんですが、どうにもイカさんのですよこれが。

前輪の上に付いてる黒いのがそのキャリア。激安&お手軽&頑丈なので、長らくお世話になりましたが、そろそろ卒業したいな

で、代わりとしては、日東のイカシたシンプルなのを付けたいトコだけど、キャリアだけで15千円近い出費はさすがにキツ過ぎムググ。それに、ウチには使っていない日東のフロントキャリアがあるんで、何とかしてそれ使えないかな?と思ったのが今回の発端なワケです。

そのキャリアがこちら、日東の銘品M12です。昔ながらのランドナーとかにピッタリね。

天板の下に伸びる二本の足が、いわゆるカンチ台座止めで、しかも短過ぎるので、このままじゃRandoには付きようがないのれす

っつことで、今回は前から気になってた、金属同士をお手軽につなぐギジツ「ロウ付け」にチャレンジしようと思うワケであります!

キャリアの足を切断して、パイプを継ぎ足して、台座も付け変えちゃおうっつ、人間で言ったら両足移植くらいの大シジツ。果たして上手く行くでしょうか?

で早速、ホームセンターで銀ろうやらフラックスやらの材料を調達してきて、まずは練習がてらくっつけてみたのがこんなモノ。

ステンレス製の洗濯ばさみと太めの針金をくっつけてみました。剥がれる気配もなくいい感じ、イケるイケる!

針金部分をクイクイッと曲げて、台座に刺してやれば、簡易ロウ付け固定具の出来上がり。

パーツの下ごしらえも済んで、さあいよいよ本番ジャイ!

こんな感じで空中に浮かせて回転もできるといろいろやりやすいみたい。左右の脚延長用のパーツ一式はもちろん手加工です

今回は、普段焚火の点火に使っている、フツーのガスバーナーでやってみましょう。小さいパーツだし、火力的には大丈夫かなと。

ではまずは、延長用の脚パーツ二本を作りましょう。

まず、パイプを立てた状態でインロー継手をロウ付けして、その後水平にして台座を差し込んでロウ付け。この段取りを夜通し考えました

ヨホホヨホホ、上手く行ったんでない?さあ移植用パーツができたとこで、いよいよキャリア本体への移植です。

言葉で言えば、パーツを差し込んで、加熱して、ロウを差してってだけなんだけど、ここも手順を寝ずに考えました!

ウソです、寝てます。

ヨホホーイ!くっついたくっついた…ようには見える!まあインロー継ぎにしてあるし、少しくらいロウが回ってなくても大丈夫でしょう。

一応できました!初めてのロウ付け。今回で銀ろうほぼ一本を使い切っちゃったけど、慣れたら半分くらいで十分なはず。高いのよ、一本約1000円也

この段階で一回チャリに仮止めしてみましょ。いやいいんでない?

このあと磨いて、錆止めして、手持ちの塗料で黒く塗っちゃおかな。メッキ残して、移植部だけ黒のツートンもええかな

っつことで、案ずるより生むがやすし。ロウ付けって、やってみたら意外に簡単でした。いや何かくっつけたいな。何かくっつけるモノなかったかな…。

じゃまたね!