夏が来~れば思い出す~、はるかなニセコ~…。そうだ、ニセコ行こう!

と思い立って朝8時にサヒナキャンプ場へ電話してみると、フリーサイトは空いてますよーとのこと。夜はちょっと降りそうだけど、日中は今日明日とも大丈夫そうだし、巨チャリにドロップハンドルも付けたし、いっちょ行ったろかい!

今回の相棒はこちら、Sig. Rando号。鉄フレームに極太タイヤ、センタースタンド、ディスクブレーキ、前後キャリア付きで激オモだけど、何もトラブルが起こらなさそうな安心感

っつことで、ソロキャンプの装備を厳選して積み込んでシパーツ!本日のルートはこんな感じ。

昨年は中山峠越えで行ったんで、今回は違うルートから。ちとキツいかもしんないけど、朝里の毛無峠を越えていきましょか。いやしかし暑い!下のコンビニで休んだばっかりだけど、つづら折りが終わったトコのビュースポットで早速休憩。

いやーよく晴れました。向こうに見えるのは朝里の町。ずっと左手には小樽の町もドーンと見えます

何度か走ってるんで、わかってはいるつもりだったけど、やっぱしキツい毛無峠。もー、なかなか峠に着かんのです。さきほどの展望台からが長いこと。

上の方でアップダウンを繰り返すんで、とにかくなかなか着かないのよ。ここも峠っぽいけど、ホントの峠はもう少し先

ハヒー、ようやく峠すか。ホントにここ?まだこの先登ったりしない?と疑い深くなっちゃったりして。標高は650mっつことで、忘れないように写真を。

ちなみに先ほどの展望台が450mくらいかな。そこから単純に200m登って終わりじゃないから、油断しちゃダメよダメダメ

峠からはキモチよーく下り、赤井川の道の駅で小休止。暑いんでとにかく水分&ミネラル補給をね。ボトルの水も冷たいのに入れ替えましょう。

ボトルはフレームに一個と、ステムバッグに小さいマホービン。マホービンの冷たいのは峠のゴホービ用

銭函峠で100mちょい、毛無峠で650mときてもう一発。赤井川から倶知安へ抜ける樺立峠へ、標高差300mを登ります。

しばらくはこんな川沿いのゆるーい登りが続きます。途中のTOMOキャンプ場も大賑わいでした

後半からキュッと勾配がキツくなり、路面の照り返しもますますキビシくなりますが、これを越えなきゃニセコに着きません。ホレ、登れ登れ。

んがー暑い~、ケツ痛い~、モフェ~…の顔

ホーホーのテーで峠にたどり着き、延長が2000mもあるトンネルを抜けると、羊蹄山やニセコの山々が迎えてくれます。

トンネルを出てすぐ。ちらっと見えてるのが羊蹄山の頭。クルマでも何度も通ってるけど、チャリで来ると別の感慨があるねー

その後、倶知安の町で買い出しを済ませ、あとはキャンプ場までは惰性で行けるくらいかなと高をくくっていたら、本日最後の地獄が待ってました。

国道を避けてナビ任せで行ったら、予想外のアップをこなすハメに。

ニセコアンヌプリのスキー場まで登らされてヘロヘロの図。国道ルートよりどんだけ余計に登っただろ?

その後、キャンプ地そばの湯心亭で温泉に浸かり、さっぱりしたトコでサヒナキャンプ場に無事到着。結局距離は110㎞、アップは1500にもなりました。そらキツいワケだ。

さて、今晩は確実に降りそうなので、ちょっと雨対策しときましょ。つっても、こんな小さいタープだけどね。

タープっつか、モンベルの輪行シートです。いわゆる小川張りっぽくしてみましたの

本日のお泊りは羊蹄を望む小ぢんまりしたサイト。ちょっと曇ってきたんで上の方は見えないけど、日の入り前に一瞬日が差しました。

Rando号、朝練では散々乗ってるけどこれがツアーデビューでした

さささ、降り出す前にチャチャチャッとメシ食いましょか。今回は静けさ&シンプル感を楽しんじゃおかなと、火器はアルコールコンロ一発!あとはホットサンドメーカーと、食器も兼ねるチタンのコッヘルのみ。

ではまずは聖火点灯して、ウエルカム行きましょか!

聖火とウエルカムドリンク。んふう、アルコールバーナーいいねえ

まずは冷ややっこを飲み物のように平らげ、続いてホットサンドメーカーをフライパン替わりにマイタケとステーキ。味付けはマキシマム&レモン汁。

ヌフォ、ンマひ!

今晩はちとゼータクに、ちっちゃいの二切れ800円の北海道牛です

とうもろこしもようやく北海道産のが出始めたんで、こちらは蒸しましょか。ちっちゃいコッヘルでも、アルミホイルでフタをすれば、多少はみ出ててもオッケー。

甘くておいひ~(歯の間は皮だらけ)、夏はやっぱしこれですな

本日のメインはスープカレー。大盛サトウのごはんはホットサンドにはさんで蒸し焼きに。レトルトのマジックスパイススープカレーは食器に開けて加熱。この組み合わせで全然イケるね。

このカレー、安いけど激ウマ!オススメよん

このあといよいよ雨が本降りになり、タープの雨漏りもヒドくなってきたのでテントに退散。枝豆とチューハイで一人テント酒盛りです。こんなのもたまにはええねえ。

ひっくり返すといけないので、チューハイと枝豆は前室の椅子の上


さて翌朝、湿気がものすごいけど、雨は止んだよう。昆布岳は雲の中。日中は晴れる予報だけど、果たしてどうだろか。

キャンプ場からジャガイモ畑?越しに昆布岳を望む

翌朝、タープを見てみると星空のように無数の穴が。こりゃ雨も漏るワケだね。

長年輪行で使ったんで、無理もないわね~

朝メシは、チャリツアーでは定番のパスタ行きましょか。早ゆでタイプは大体茹ですぎちゃうので、フツータイプで12分茹でましょ。

茹でてソースとあえるだけなんでラク~。しかも激ウマ

これとは別に、ドーナツも4つ平らげて燃料は満タン。では今日も安全運転で参りますか!ニセコサヒナさん、今回もお世話になりました。

この山の日飛び石連休に、奇跡的に空きがあって泊まれました。ありがたや~

さて、二日目のコースはこんな感じ。

真狩の町に入る前に「そだ、あのパン屋寄ってクロワッサン食べよ!」と思い立ち、最短ルートを外れてちょっと寄り道を。しかしとにかく蒸し暑い!羊蹄山も雲の中で、いつ降り出してもおかしくない状態のなか、パン屋を目指しますが…

寄り道ルートを登り切ったトコ、ダチョウ牧場のあたりから見る羊蹄山

9時ちょい過ぎにパン屋前に到着するも、早くも行列ができていたので今回はパスすることに。クロワッサン食べたかったな~。

その後、真狩の道の駅で小休止したあと、ルスツ回りの帰宅ルートへ。ルスツを過ぎたあたりから雲が晴れ、キョーレツな日差しが降り注ぎはじめます。

やっぱアチくても晴れた方がいいね。このあたりはさっきまで結構降ってたのね

喜茂別を過ぎ、いよいよ本日の山場、中山峠越えです。ただでさえ交通量は多いしみんな飛ばすし、路肩も狭いし、その上最後の方にはきついカーブにかかったスノーシェルターが待ち構えてます。ここの路肩がホントほぼゼロ!しかもキツい登り。タイミングを図って突入して後続車軍団が来ないよう祈りつつ、全力で逃げるようにこぎまくるしかありません。

祈りが通じて、抜けるまでの間1台にしか追い抜かれませんでした

ひやー、シンドかったシンドかった。何とか無事峠にたどり着きました。ゴホービに峠の茶屋名物、揚げイモを頂きましょか。

二つ食ったトコでやめようかと思ったけど、結局この二つも完食

揚げイモを四つ一気食いして、コーラも飲んで十分カロリー補給したんで、少し寄り道しよかな。メインルートを外れて、普段朝練で通っている峠経由で帰りましょう。まずは小林峠。トンネルができたんで、車もほとんど通らずすっかりいいチャリ道になりました。

いつもお世話になっております。トンネル通してくれてありがとう

続いて、もちろん幌見峠もね。帰ってまいりました。ただいま!

STRAVAの記録によれば、もう791回も通ってるって。アンタも好きね~

その後は走り慣れた道で無事帰宅しました。二日目はちょっとラクするつもりが、結局初日とほぼ同じ、距離110㎞、アップ1500mとなったのでした。そらキツいわ!

んでも、二日間頑張ってこいで、サンダル日焼けもなかなかいい感じになってきたですよ〜。

こないだの瀬戸内とか、朝練も基本サンダルですが何か?

キツかったけど、やっぱチャリキャンプツアーはええねえ、と実感した一泊二日の旅でした。

じゃまたね!