さあ待望の夏休みです。つっても、ここまで二ヶ月くらいカラカラ日照り続きだったのに、休み中の予報はまさかのオール雨orドス曇りって何なのそれー!こりゃ家で飲んだりYouTube見たりイッヌに遊んでもらったりして過ごすしかないかなあ、と腐りかけていたら、予報が変わり平日に二日だけ晴れそうな日があるとな。しかしヨッメは先約ありと。であれば仕方ない、一人でひさ〜しぶりのオール自走ドケチツアーでもやっちゃおかな!お、サヒナも空いてるって?

であれば決まりですな、荷物積んでニセコ目指してレッツゴー!

今回の相棒はヨワイ36歳のユーラシア号。流行の最先端フロントシングルにしてトレンド感出ちゃってる感?若づくり感?。

往路のルートは海回りか山越えか迷ったけど、折角サヒナを予約したのに、あんまし遅く着いてももったいないから、最短ルートの中山峠越えで行ってみよか!クルマ多い!トンネル怖い!けどガッツ!

コロナでヒマな日々、朝練で幌見峠に通い続けてムダに鍛えたこのアンヨ。中山峠の登りは何てことないけど、最大の難所はそう、定山渓トンネルです。手持ちのライトを全て点灯させて、何台ものクルマに轟音とともに追い抜かれながら、ホーホーのテーで無事抜けたところで振り返って記念撮影。

狭い、暗い、臭い、怖い、うるさい、しかも登りの6重苦。ここまでヒドいとなぜか走ってて笑えてきます。

天国に一番近いトンネル区間を抜ければ、勾配は緩く、道幅は広くなり、札幌の山々の景色も楽しめる極楽ランが待ってます。ここまでワープできたらいいコースだわね〜。

中山峠手前のパーキングで休憩。向こうに見えますは札幌岳&空沼岳?

混んでいそうな中山峠は寄らずにパスして、そのまま下りへ。喜茂別と真狩の町を経由して、ニセコを目指します。

今回はスマホのマップを見ながらの旅でしたが、いや便利ね。走ったことのない、クルマも来そうにない裏道をその場で見つけてはヒョイヒョイ入っていけます。

こちら真狩からニセコまでの裏道。いやいい道だあ。

その後、調子に乗って入った裏道で、予期せず怒涛のアップダウンにやられたりしつつ、何とかニセコ到着。等高線の無い地図を過信しちゃダメですな。温泉入って、買い出しして、チェックインしたらさあ一人キャンプタイムです。

今回お世話になったのはおなじみニセコサヒナキャンプ場。この季節にしては奇跡的に一つサイトが空いてました。

で、今晩の食材はこちら↓。

前菜はトマト、エダマメ、梅キュー、スイートコーン、メインはジンギスカン&ジンギスライスです。一味とニンニクは忘れちゃダメよーダメダメ!

サヒナっつことは、アレですな。心置きなく焚き火が楽しめるワケですな。さささまずは、聖火点灯から行きましょう、

チャリでは重たい焚火グッズを持っていけないので、直火オッケー&ゴトク完備のサヒナさんは大変ありがたいのです。ハイ。

本日の走行は100kmちょい、登りは1200mくらいかな。久しぶりのフル荷物&長距離でちかれますた。まずは梅キュー&ストロンゲスト一人乾杯でスタートです。

見栄えイマイチでスミマセン。オロウェンオーナーに教わったフレッシュ梅がスパーイのなんの!でも効くねー!

焚火も落ち着いてきたトコで、焚火deクッキング開始です。コーン丸焼きと、ホットサンドメーカーのプチトマト焼き対決からスタート。

備品のゴトク初めて使ったけど、いや絵になるねえ。チャリキャンプでこんなことできるなんて夢みたい。

今回の我が陣容はこんな感じ。チャリなんでタープなし、立派なイスなしだけど、少ない荷物でやるキャンプもいいもんすよ。

荷物を地べたに直置きにすると即湿気るので、一枚何か敷きましょう。チャリツアーの歴史は、湿気との戦いの歴史でもあります。

メインのジンギスカンはホットサンドで2ラウンドに分けてやりましょか。山盛りに盛ったトコを、テキトーな頃合いでフタしちゃいます。

セコマのジンギスカンはちっちゃいパックがあるんで一人様でもOK。玉ねぎ忘れたんで、長ネギで。

ランタン低いな、何とかならんかな。そこで、思いついた高層化システム。このあたりでもうヘベレケ&「これだ!イイ!ワシ天才!」と一人騒いでいたのは、きっとお隣りのサイトにも聞こえていたはず。

こ、これはブルジュ・ハリファ!いや、自由の女神!ってタワゴトもきっと聞こえてただろな。

酔ったし腹いっぱいだけど、シメまで行くよー!ジンギスカンの残りダレにサトウのご飯を投入し、ニンニクと一味をバババと振って炒めれば、ジンギスライスの出来上がりでございます。

んがは〜、腹いっぱいだけど、止まらん〜。ネムくなってきたあ〜。動物だなこりゃ。

さて二日目。薪を残しておいたんで、朝からゼータクに焚火を楽しみつつの、ゆったり朝メシです。アルコールバーナーでお湯を沸かしつつの〜…

今回の火器はアルコールバーナーのみで。静かっつのは、実はとてもゼータクだよね。

食べ切れなかったコンビニ梅おにぎりは、ツナ缶と一緒にチャーハンに。

山ヤ界では定番メニューと言うことで、やらせていだきました。ンマいよ。

そして、ラーメン。これだけ食えば、家まで補給ナシでも行けるかも?

家から持ってきた旭川ラーメン。最近のインスタント袋麺って、ムチャクチャうまくなったよね。

一晩でしたが、いや楽しかった〜。たまにはいいわね、ソロチャリキャンプ。皆さんも是非チャレンジしてみて〜。

サヒナ様には今回もお世話になりました。こんなご時世ではなおさら、こういうしっかりしたトコが安心ですな。

さあ復路スタートです。今日も安全第一で!出発後は即ニセコパノラマラインを登ります。いや夏はやっぱりチャリツアーだね。キモチえー!

峠までは標高差700mくらいかな。ずっとここをチャリで登りたかったんです。いやー来て良かった〜。

ヘアピンカーブを繰り返すようになったら、峠も間近です。いやあ、登り楽しかったけど、そろそろ終わりやねー。

峠間近で出迎えてくれるチセヌプリ。

峠からは、下って国道5号線に合流し稲穂峠、余市、小樽経由の海沿いルートで帰ります。夏だしね、海でしょ。んほほ。

この峠の向こうから、道は日本海へ向けてドーンと下っていきます。初日は山で、二日目は海でサイコーのルートじゃないすか。

ちょっと下ったトコで、岩内の町や積丹半島を見下ろせるトコがあったので小休止。この下りでラクしたら、あとはずっと交通量多い国道をコギっ放しやでー。今のうちに休んどこ。

残った梅キューがここで再登場。アチー日はやっぱりクエン酸ですな。

(`・ω・´)シャキーン!

今回はなるべく密を避けて外食ナシ、買い出しも最小限、休憩も道端で一人ポツンのスタイルでやってみたけど、これはこれで全然楽しめるね。

さあ来ちゃいました、帰路最大の難所、稲穂峠です。中山峠もイヤだけど、ココも甲乙つけがたくイヤ。イヤ連発ですみません…。でもここを越えないと帰れません。でもイヤ…。

ここもまた狭い、臭い…やめとこ。チャリで通る時はホント気を付けて!特に逆向きは緩い登りだからなおさらね。

余市から小樽までは、夏の積丹ロードを満喫しちゃうもんね!というつもりでいましたが、あれ?こんなに立派なトンネルできたんだ?と思いつつ入ってみると、まあ長いこと長いこと。で、抜けたら「え!もうこんなトコ?」っつワープ状態。随分道が変わってしまったのね。

余市から海沿いをちょろっと蘭島まで走ったところで超ロングトンネルに突入。んがー、夏の積丹海沿いルートを快走のはずが何じゃこれー!

ようやく抜けたと思ったら、また長いトンネル。おまけに歩道は激セマ&工事中の看板が林立。いちいち止まってはギリギリを押して避けてを繰り返したとこで、完全に歩道を塞ぐラスボス登場。

いや、チャリで来たワタクシが悪うございました。このルートはもうチャリは全然ダメだねこりゃ。旧道残してあるのかな?今度調べてみます。

という感じで、あれ?!何だこれ?!と脳内が?!だらけで走った後、無事小樽着。ここから先はずっと歩道をのんびり走って帰ってきました。二日目は120km、1600mくらい。

小樽運河です。例年なら観光客で賑わってるはずなんだけど、来年は良くなってるといいな。

以上、当初の思惑とちょっと違ったとこもあったけど、それも含めてとても充実した一泊二日のチャリツアーでした。次はどこ行こっかな。二泊もしたいな。トンネルはしばらくいいかな…。

んじゃまたね!