さあ11月に入りまして冬キャンプシーズンイン!三連休でどこ行っちゃろかと冬も営業していそうなトコに電話しまくりますが、オロウェンは休業入り、苫小牧アルテンとニセコサヒナは既に一杯。

はてどうしたモンジャろのー?と思い悩んでいた時、そういや夏にジュテーム号インキー事件でお世話になった広尾警察署のイケメンポリスメン&カワイイ系ポリスガールにお礼に行こかと思いつつ、まだ行けてなかったのを思い出しました。で、広尾方面でどっかイイトコないかなーと探してみたら、ここを忘れてました。泣く子も黙る天下のスノーピーク様直営、十勝ポロシリキャンプ場でございます。遠いのと漂うハイソ感に勝手に気後れして、今まで気になりながら選択肢に入らなかったけど、三連休だし遠出もガンバロー!気分。オートサイトも空いてるとのことなので、早速行ってきたワケでございます。

最寄りのインターは十勝清水とのことなので、であれば行きがけにここ寄っときましょか。

ラーメン寶龍清水店さん。北海道ミシュランに何度も載った有名店です。

寶龍さんと言えば味噌ですな。五目味噌ラーメン。うん、ンマひ!

ようやく来られました。期待以上の味。地元のファミリーで大繁盛でした。

十勝清水ICからは、日高山脈の裾野をクネクネと南下してキャンプ場を目指します。カラマツの防風林がこれぞ十勝っつ秋の風景を彩っております。うーん、十勝の秋ええねえ。

ンフォ!と驚かされる風景が道中ずっと続きます。クルマの来ないトコで止まっては撮影タイムの繰り返し。

ちょっと走ればまたこんな絶景。牧草三番草?とカラマツ紅葉、日高前衛の剣山(たぶん)、空の青と雲の白。んーなんじゃこりゃ、スゴ過ぎる。

絶景を前に語彙の乏しさを嘆くしかないワタクシなのでした。

こちらもこりゃどういうことでしょう?こんな景色見たことないよ。としか言葉が出ないのが悔しいです。

手前は多分、収穫後のビート畑。あちこちに大量に山積みされてました。さあそろそろ雪の季節ですな。

暗くなりかけたところでキャンプ場到着。いそいそとテントを立てているうちに、気温も見る間に下がってくるんで、焚火を急いでつけましょか。今日もノーコンロで焚火クッキングじゃい!

湯沸かし、鉄板、米炊きの三種の神器を焚火上に配置して今宵も宴プレイボール。ゴトクを導入して以来すっかり料理は焚火頼みです。

張り切っていろいろ買い込んできたけど、初日は一番ショート練り物揚げと、二番セカンドギョーザを食ったところでかなり仕上がってしまい、三番レフト生ダコ焼きにスリーランを決められノックアウト。今日はこのくらいで勘弁しといたろか!の捨て台詞を残し早々に沈没するのでした。

オリーブオイルと塩で焼いちゃりました。うまかったんだけど、このあたりでニッカ余市のウッディ&バニリック55度が効きすぎ昇天。

ささ二日目。キャンプサイトはこんな感じ。適度なゆったり感で張れるので、大変居心地よーございました。

しかし皆さん、寒いのにキャンプ好きねえ。やっぱりテントのスノーピーク度は高かったように思います。

朝メシはストーブと言えばこれ、リゾットですな。米研がなくていいからチメタくないし、フライパン一つでできるし、残り物は入れられるしの三冠王。

ニンニクとベーコンと昨日の残りのタコと米をオリーブオイルで炒めて、水を加えてアルデンテになったトコにシュレッドチーズを入れれば出来上がり。ンマひ!

今日は件のイケメンポリスメンたちへ御礼を言いに、広尾までドライブです。まずは晩成温泉へ向かう道すがら、刈り入れの終わった畑に無数のトリがいるんでよく見たら、アンタがた白鳥じゃないの!なんでこんなトコみんなでいんの?早くどこかちゃんとした越冬地行きなさーい!

と、オフクロ言葉がつい出ちゃいます。渡りの途中で休んでたのかな?ままま、道中ご無事で、ケンカしないで仲良く飛んでくんやでー。

途中、インキー事件の現場にも立ち寄りましたが、あの時は夏真っ盛り。葉っぱも落ちてだいぶ雰囲気が変わってました。

ホシが現場に戻る気分がちょっとわかりました。あの時は大変お世話になりました。

でさて今回のメインイベント、広尾警察署。肝心のイケメンさんは非番で不在だったんだけど、詣でた趣旨を当番の上司っぽい方に話したら「あー、あの時の!」って、その人には会ってないんだけどご存知ってことは、それなりに署内で話題になってたのね。ハズカチ。

イケメンさんには会えなかったけど、交通課のポリスガールには丁度外回りから戻って来たところに会えました。途中パトカーですれ違った時に「あれ?あのカングーってあの時の!」と気づいてくれてたみたい。さすがポリスガール、観察力と記憶力がスゴいね。

さて、キャンプ場へ戻って二晩目。今晩は昨日よりもさらに寒いんで、焚火は見るだけにして早々にテントに逃げ込み、残りの食材をバンバン焼いていきましょー!まずは四番ファースト焼きエビ。初球を軽くバックスクリーンへ運ばれます。ンフホ、安定のンマさ。

オヤジが出張先で買ってくる車エビの塩焼きが、物心付いて最初のグルメ体験でした。これはスーパーで一尾50円のアルゼンチンエビだけど、焼きエビを食うとあの頃を思い出すワケです。

五番サードは今回のメインディッシュ、十勝牛ステーキ。こちらも塩のみ振って鉄板で焼けば、敬遠球を場外ホームランされる有様。小さくても和牛は強い!ンマい!

もう量はムリなんで、おいちいのをちょびっとずつね。いやしかしやはり牛を焼くとンマい!ノーベルステーキ賞あげちゃう。

イッヌももちろんストーブ幕内&チャンチャンコでヌクヌク。あそだ、この日で11歳になりました。

あらためまして、オマメ11歳、♀です。長生きするんやでー。頼むでー。

この日は頑張ってさらに先へ。釣り大会で釣れてきてくれたチビソイ&チビガヤをアオヤギとともに酒蒸しに。海老から肉、そして再び魚介へ。

痛風の神様、もうしばらく見逃してくださいませ〜。朝練頑張りますから。

んで三日目の朝。灯油ストーブを点けっぱなしで寝たので幕内はヌクヌク。外は極寒です。ストーブは偉大ですな。ノーベルストーブ賞あげちゃう。

ちっちゃいストーブだけど15度の温度差を作ってくれました。グッジョブ!

ジュテーム号もこんな感じ。おフランスからはるばるホッカイドへきて、早速こんなハメになっちゃったけど、まだまだこれからやでー。

まあこのくらいは序の口ですな。このあと本格的な冬に入っても音を上げるんやないでー。頼むでー。

こちらキャンプ場のセンターハウス。無料シャワーを始めコインランドリー、温水の出る洗い場、ウォシュレット付きトイレに加えて、スノーピークのショップまで入ってます。

サイフは持って入らない方がいいね。勢いで買っちゃうよ。お隣のサイトの人はここでストーブ買ってそのままキャンプ突入したみたい。45千円ナリお買い上げ。ハヒー!

朝はストーブ一発でどこまでできるかチャレンジ。スープカレー、米炊き、湯沸かしを一発で行けました。

朝の山手線並みに押し込んでみました。なんて、沸かすトコまではガスコンの力を借りちゃった。

カレー用トッピングの目玉焼きももちろんストーブで。

うむう、絵になるねえ。いいねえ鉄板。

うし!朝メシ食って、頑張って札幌まで帰りますか!

めんどくさいからご飯に掛けちゃった。んでも味はさすがのベル食品スープカレーペースト。一発で安心のウマさ。ノーベル…(略

という、勝手に気後れしてたのが馬鹿らしくなるくらい、大変ナイスなキャンプ場でございました。また行こーっと。あ、もう冬か…。

日高の山がちょっと見えるナイスロケーション。でも、冬に日高山脈を越えるのはコワ過ぎる〜。ので、また来年かな。

帰りは帯広経由。となると素通りはできませんな。北海道グルメ遺産の豚丼です。ドライブは疲れるから差し引きカロリーゼロでいいよね。

ノーベル○○賞とかグルメ遺産とか全部フィクションですので「そんなのないだろ!」と怒鳴り込んでこないでね。

寒いキャンプもやっぱしいいね。今年は冬キャンプ頑張ろっかな!

んじゃまたね!