さあ3月も後半に入りまして、2018年のキャンプシーズンもいよいよプレイボールですが、まだまだ寒い北海道。ストーブがあるとはいえ、やっぱり電源も使えてヌクヌク寝られるトコがええよね、ということでここは一択、苫小牧のアルテンさんで二泊くらいやっちゃろか!ということになったワケでございます。

天気も良く風もなかったので、まずは外で焚き火から。火はええねえ。

苫小牧の市場で仕入れた野菜&魚介と、そのそばの肉屋で仕入れた肉でチマチマ焼きスタートです。いややっぱしええですな、キャンプは。

しいたけはこの、汗をかきはじめたくらいがもう食い頃ですな。豚バラの油で炎が上がるのもいとおかし。写真はないけど、肉屋の塩ホルモンもおいしゅうございました。ビールがススム君。

そう、今シーズンから冬もキャンプ頑張ったろか!ということで導入した新兵器、韓国製アルパカストーブです。いわゆるフジカストーブのバッタモンですな。しかし性能はバッチシ!悪くないよ〜。

イヌもヌクヌク。上で調理もできるスグレモノです。

市場で、北海道ではあまり見ない千葉産ハマグリを見つけたので反射的にゲット。北海道の魚介には言うことありませんが、サザエとハマグリが獲れないのだけは貝好きとしては寂しい限りなのです。

やはりハマグリは貝類のホームラン王です!お久しぶりです師匠。

夜中はストーブを消して、電源取って電気毛布でヌクヌクの中熟睡させてもらいました。昔だったら「そんなのキャンプじゃねえ!」と強がってたところでしょうが、もー何もこだわりないもんね。電気マンセー!ストーブマイラブ。

明け方はマイナス5度くらいまで下がったのかな。気温が上がってくると地面が溶けてジュクジュクのスポンジ状態に。それだけはもっと寒い方が快適かも。

テントの中にさらにドームテントを立てちゃうのが冬の安眠スタイル。イッヌも快適だったようです。

メシを食ってトイレも済ませて落ち着いた表情のオマメ様。今日もかわいすぎ〜。

二泊なんで二日目は朝からヒマ〜。その辺に落ちている枝を拾ってきて朝焚き火から始めます。湿気てて燃えにくいけど、ちょうどいい暇つぶしですな。

これはえー、カラマツでしょか。小枝の油分がバチバチと激しい音を立てても燃え上がります。うん、キレイキレイ。が、煙い煙い。

二日目もまた昨日の肉屋へ行って、暇にあかせてとにかく何か煮込んじゃろかということで、大量の牛スジを買い込みダッチで煮始めます。鶏皮串はカリカリに焼いて、もう明るいうちから飲みスタート。

しかしこの後、猛烈な胃もたれでダウン。二日目は早々に横になってしまったのでした。無念。

という情けないオチでした。ダッチの中の牛スジは夜まで掛けて煮込んでも固さが取れず、結局煮凝りにして持ち帰ることに。

三日目の朝は前日に大量に炊いたメシとベーコン、舞茸でチャーハンに。ストーブの上にフライパンを乗っけて調理します。ンマい!腹治った!

ストーブとフライパンの組み合わせはコンロいらずのエコシステム。ダラダラと何でも調理できて大変いいグアイ。

三日目朝は日曜ということもあり、シーズンを待ちわびた皆さんで大賑わい。高級巨大テントやらキャンピングカーやらの展示場状態です。

まるで真夏のような賑わいでした。皆さん好きねえ。

ちなみに今回のキャンプ場、冬場は半額で泊まれるのです。それもあって、冬だけ使うっていう人も多いみたい。札幌にも近いし、夏は混んじゃって混んじゃってスゴいんだろな。ウチも夏は遠慮しとこっかな。

昔のスターレットみたいなコンパクトなFRにいつか乗りたいと思ってましたが、気づけばジムニーって普段はFR。これでいいんじゃんという気が日増しに強まる今日このごろです。

腹もめでたく復活したので帰りはラーメンでも食ったろかと、前日にやたら繁盛しているのをチェックしておいた「ニングルラーメン」さんへ。焦がしニンニクのパンチが効いた「北の国醤油」。真っ黒いスープが釧路のかど屋を思い出させます。チョー好きな味でした。たまらん。

テレビの食レポじゃないけど、スープに謎の甘みを感じます。地元のお客さんで開店と同時に満席だったのは、お客様感謝月間で常連さんは半額だったってのもあるみたい。でも、それを差し引いても十分ンマいよ。

苫小牧の市場では、この時期にしか出ないという鵡川のいちごがあったので、いちご好きのヨメが大量ゲット。知り合いにも電話してブローカー状態、3ケース積んで札幌へ戻りました。

前歯でアジっと食べるのがかわいいのです。ちなみに、イヌはいちごオッケーですが、あまりたくさんは上げちゃダメだそうです。一個だけだぞ〜、オマメ〜。

で、鍋ごと持ち帰った牛スジはその後、市販のルーやらトマトペーストをブチ込まれて美味しいシチューに生まれ変わりました。コラーゲン感がスゴい、柔い、ンマい!

トータル8時間くらいは煮たでしょか、ゴリゴリのたけのこのような固さだったのが、スプーンでふにゃっと切れるくらいの柔らかさに。おいしゅうございました。

ということで、昼間っから鶏の脂とかストロングチューハイとかを調子に乗って飲み食いしていると、そらもういい年なんだからお腹をやられますよという貴重な教訓を得た、2018年最初のキャンプだったのでした。