バイク乗りたし、でもキャンプやら釣りやらチャリやらと遊んでいると、いつの間にか秋も終わりに近くなり、気がつけば1年まるまる乗ってないことに気づき、「こらアカンで、バイク乗りというより単なるバイクオーナーやで…ワシ」と何故か関西弁で自己批判をしていた頃、ドカ乗りの同僚から「行こっか」とあくまでも軽いノリでお声がかかったワケです。

とは言え時期は9月の末。寒かったらやだね〜ということで、事前にバンガローを予約しちゃって、テントなしのヌクヌクバンガロー宴会確定の安心感を胸に札幌を発ったワケでございます。

Kノッチ店主の勇姿withドカ900SS。後方に屹立する銀マットは、こここそがベストの積載場所だとのこと。

メンバーは職場の二輪漢(otoko)三人。おそらく三人とも乗るのは二年ぶり?この三人でしか乗りに行かないという鉄の絆で結ばれたワタクシたちです。

板バッシーwithTDM850。何故かタイヤが前後とも鬼っ減りしてました。夜な夜な峠で膝擦ったりしてない?

出発直後、まさかの土砂降りに当たったりするハプニングはあったものの、どのバイクも電装がトラブったりコケたりすることもなく無事乗り切り、その後は穏やかな日差しの中、快適に内陸ルートを進みます。

中山峠を越え、喜茂別のきのこ王国で一服。名物のきのこ汁は100円の方じゃなくて200円の大盛りを頼みましょう。盛りがまるで違いますんえ。

その後は5号線を長万部、国縫を経由しつつ進み、北檜山のスーパー「フードセンター・かんの」で買い出しをしてから瀬棚のバンガローへ向かいます。このスーパー、写真はないけど海の幸コーナーが充実していて大変ナイスです。

本日のバンガローはヨメ・イヌとも何度かお世話になった「せたな青少年旅行村」。最後にぐいっと急坂を登った崖の上にあるんで、眺めはサイコーです。この日もちょうど夕暮れ時に間に合いました。

いやあ、絵になるねえ、バラバラの三台。でも三台ともよく頑張ってるよね。もちろんどれもキャブ車です。

荷物をおろして一息ついたら、近所の温泉でこわばった体をほぐします。フロから出たあとはもちろんこれ、瀬棚名物・足つぼサーキット!

全く表情を変えずにスイスイ歩く二人に、ちょいがっかり。でも自分で乗ってみると、これがもう足を貫通してるんじゃないかと思う程の激痛にもだえます。体悪いのかな?ワシ。

さてバンガローに戻って宴会タイムです。テント張らなくていいって、風とか寒さの心配がないって、いいねー!さあ何から行く何から行く?まずは乾杯?と、もたもたしているうちに、Kノッチ店主がロケットスタートを決めて、早速一品目を仕上げます。

Kノッチ店主による冷凍ピザpowered byホットサンドマシーン。チーズ面を内側にして畳んで焼けば、昔懐かしいブリトーみたい。全然いいじゃんこれで!という完成度。

漢はナイフもまな板も使わない!ハサミで肉を切る!と板バッシー。スライドする肉にカウンターを当てながら、強引に第一コーナーに突っ込んでいきます。さあ、わかんなくなってきたよー。

鍋奉行・板バッシーによる鍋パフォーマンス。トップギヤでフルバンクのまま膝をスリスリ肉をぶった切っていきます(意味不明)。

漢たちの宴メニュー前半戦の様子。大胆さとチマチマ加減が垣間見えるのが大変趣深いものであるよと感じるのは私だけでしょうか。いやいいなあ、こういう夜って。この日に戻りたい!

ハイオク手羽先鍋とオーバーサイズ鍛造餃子。漢の胃袋の圧縮比はノッキング御免のレーシング仕様だぜ!(意味不明)

ワタクシも負けじと鶏粥をプロデュース。参鶏湯っぽくするつもりが、ほんだしを入れたところ完全に和風味となってしまい無念のコースアウト。しかし「まあこれはこれでうまいじゃん!」と自分で連呼し、なんとか周回遅れを回避します。

鶏は柔らかくなるし、コメは少なくて済むしンマいしで、個人的にはお気に入りのキャンプメニュー、鶏粥です。何を入れたら参鶏湯っぽくなるんじゃろか?ほんだしではないことはわかったけど。っつか、参鶏湯ってどんな味なの?

前半のバトルが無事に終わり、後半は最近こればっかりのアヒージョでまったりとウィニングラン。互いの健闘をたたえます。このあたりから記憶が定かでなくなりますが、たしか昔のアイドルとか歌謡曲をスマホで流したり歌ったりしたような。まあ、いつものキャンディーズとか河合奈保子でしょう、たぶん。

楽だしンマいけどオイルの処理にちと困るキャンプ料理第一位のアヒージョ。これもホントのアヒージョを知らないまま、イメージでなんとなくやってますが、十分ンマい!

ということで、勝者のいない瀬棚グランプリが幕を閉じ、ライダーたちも束の間の眠りに落ちていくのでした。

バイクって、久しぶりに乗るとホント疲れるよね〜。もう寝ましょ寝ましょ。

翌朝は雲ひとつないド快晴。まさにバイク日和です。今日も安全運転で行きましょう!

旅行村から北側の海岸線を見下ろします。真ん前の山は狩場山かな。昔はバイクで山を越えられましたが、今は廃道に近いみたい。

二日目は海岸線を北上し、まずは磯谷牧場へ。ツーリングマップを見たライダーくらいしか来ない、なかなかの穴場です。

蘭越側からは結構細くてグネグネ、急勾配の道を登った先にあります。ここにコンビニがあればな〜、なんて無粋なこと言っちゃいけませんね。

だいぶ前のレポートにも書きましたが、ここからの眺めもなかなかのもんです。遠くに見えるのは寿都の弁慶岬あたりじゃろか?もう少し晴れていれば積丹半島も見えるはず。

二度来ていいものは三度来てもいい。また来よーっと。

その後、内陸へ入って蘭越、さらにニセコを少し走って寒さに震えつつ極上のワインディングを楽しみ、倶知安から樺立峠、赤井川から毛無峠を経由して小樽、そして札幌まで戻るというルートで帰ってきたのでした。

ニセコ、五色温泉の近くの峠です。後ろの山はえー、イワオヌプリでしょう。たぶん。

いやあRZR号もまだまだイケますな。走る・曲がる・止まる・積む、全て大丈夫!来シーズンも頑張ります!