7年間で5万キロ近く走ったジムニーモドキ号のタイヤにスリップサインが出て、さて次はどんなタイヤにしちゃろかと迷いに迷っていたワケですが、せっかくのオフ車だし、どうせならオフロード系タイヤにしちゃろかと。そのついでにホイールもちょっと塗ってみたろかな、などと考えていたら欲が出て、うっし!どうせならタイヤ交換丸ごと自分でやっちゃろでないの!と盛り上がってしまったワケです。

まずは、クルマのタイヤ交換の最初のハードル、ビード落としをどうやるか。ネットを調べるといろいろな方法で皆さんチャレンジしていますが、ひょっとしてクランプでも行けるんでないの?と、まずはスペアタイヤホイールで練習。

なーん、簡単に外れるでないの。と、この時点では甘く見てました。

こりゃ楽勝楽勝と、同じ方法で履いていたホイールもやってみますが、こちらはクランプ程度ではビクともせず。仕方なくネットで見た車載ジャッキを使う方法でやることにします。さてちょうどいい隙間はないじゃろか?と探して見つけたのがここ、家の出窓の下。

こんな感じにジャッキをかませてビードを落とします。結構恐ろしい力がかかってます。コワ-。

さてここからはタイヤレバー作業。レバー二本を駆使してタイヤをホイールから外すんですが、ここもコツをつかむまでは悪戦苦闘。表側を外す時は膝とか足でタイヤを踏んづけたり、裏側を外す時はタイヤレバーを10センチくらいずつ交互に差し込んでいったりするのがコツですな。

これは裏側を外してるところ。右側のレバーを差し込んでグイッと起こして固定したまま、すぐ左側にレバーを差し込んでグイッと起こします。そしたら右側のレバーを抜いて…の繰り返し。

そんなこんなで何とか5本のタイヤ外しを完了。大変だったけど、コツを忘れなければ次回はもっと早く楽にできそうだね、ウン。

一番手前はスペアタイヤ。一回も使ってないので新品同様だけど、雨ざらしだったし、新しいタイヤとはサイズが違っちゃうので、もったいないけど廃棄することに。

で、こちらが新しいタイヤ。ネットで激安のを買いました。もちろんホイールなしのタイヤのみ。東洋タイヤのオープンカントリー185/85R16っつヤツです。ワイルドなパターンの割に走行音は静かっつのにひかれました。

ニュータイヤ様。2017年の第32週製造とのことなので、8月製造?作りたてピチピチですな。そのせいか、室内に保管しておくには恐ろしいゴム臭を放っておりました。

その後、ホイールを塗装するためにサンドペーパーをかけたり、マスキングしたり、ペタペタ塗装したり、風呂場を乾燥モードにして乾かしたり。この辺も地味に時間がかかりますが、地味なので割愛。

そんなこんなで、いよいよ新タイヤ組み付けです。その前に、エアバルブも7年モノなので新品に交換します。しかしここで、このエアバルブ、どうやりゃ入るんだろ?と疑問がよぎります。押しても引っ張ってもダメだし、こりゃ専用工具買ってこなきゃダメなのかな~?とも考えましたが、ふとひらめいたチャリ用空気入れ。やってみたら大成功!でした。

バルブにねじ込むタイプのチャリ用携帯空気入れ。ヘッドをバルブにねじ込んで、空気入れごと引っ張るとバルブがはまります。

タイヤをはめる方は、外す方より10倍は簡単。まず裏側をはめて、表側は手前の部分を踏んでつぶしながら、タイヤレバーでそれ以外の部分を入れていきます。あそうそう、このあたりの作業をする前にビードワックスを塗ってます。

こんな感じで表側もタイヤを入れていきます。ホイールが汚いのは気にしないでね。

タイヤがはまったら、マスキングテープをはがします。ウーン、ええんでないの!?

塗りムラを目立たなくするため、アルミ地肌の一部分をマスキングしておきました。CNC加工された風でいい感じ~。

最後はコンプレッサーで一気にエアを入れて、空気圧調整して、クルマに履かせたら終了~です。ビードがホイールにはまる「バーン!」という音がキモチいいです。

いやー、大変だったのが報われますな。カッチョえ~。

というタイヤ祭りの週末で、ただ今モーレツな筋肉痛に見舞われております。今回はタイヤの写真ばっかりですみませ~ん。