2016年6月末の晴れ~雨の週末のこと。

以前のカイシャの同期ナギちゃんに札幌で講演会をしてもらい、懇親会ではワタクシのバカがバレたりもして大盛り上がりだった日の翌日。これまた以前のカイシャの同期マッツーが東川町のコテージにパートナーのウナちゃんと泊まっているとのことなので、そこに合流させてもらって、寝床を気にせずお気楽野外メシをしたろでないの!ということになりました。同期三バカが北の大地で集結する惑星直列級のイベントなワケです。

夜にはマッツーの友だちも合流して、総勢6名の賑やかな野メシとなりました。

野メシとなれば当然、三脚ダッチーシステム「テンジン」の出番です。ユニフレームのたき火台はまさに専用オプションのように作り付けのカマドにぴったりインスコされて、今日も元気に営業運転開始です。今回のメニューは…

カブの浅漬け(ウナちゃん作)
豆苗とクリームチーズのサラダ(  〃  )
佐々木畜産のピリ辛ホルモン
地元のパン屋さんのパン
カスベ(エイ)のハニー醤油蒸し焼き
炭火焼き(カブ、アスパラ、エリンギ、とうもろこし)
道産サフォーク羊のジンギスカン風
道産豚ロースのママレードマスタード焼き

たき火の上に三脚で鍋を吊している限り、戦争は起こりえないとワタクシは思うのです!全人類にたき火と三脚を!

ちょっと暗いですけど、動画です。ワタクシの大はしゃぎする声から始まりますので、再生前にボリュームをご確認くださいませ~。

3時間近くたき火の上に吊された豚ロースとご対面の図。ママレードとマスタードを塗りたくった豚ロースはもちろん期待通りのンマさに仕上がってましたが、周りに転がしておいた芋の甘かったこと!こっちは期待以上でした。たまらん。

クッキングシート敷いて、ロストル(すのこ)敷いた上に肉を載せました。あとは下火と上火を2:8、ここでもニッパチの法則が大事なワケです。フタの上の白い粉は灰ですのでご安心を。

役割を終えたたき火台では、熾火がメラメラ揺らいでいます。あまりにキレイなんでこちらも動画でどうぞ。熾火を眺めている限り、戦争は起こりえないとワタクシは…(略

メインとして3時間吊されっぱなしのダッチーの横で、いつものホットサンドマシーンもフル回転です。今回ブチ込まれたのは、ホッカイドの隠れた名物「カスベ」。いわゆるエイヒレの生のヤツなんだけど、こっちではそれがスーパーで売ってるのです。煮付けがンマいけど、砂糖がないので蜂蜜と醤油をちょっと掛けて蒸し焼きにしたら、こりがまたンマいこと!南無三。じゃなかった、たまらん。

ほくほくの白身とコリコリの軟骨を同時に味わえるカスベ。奥は皮付きで丸焼きにされるとうもろこし。ウナちゃん作のすり下ろしタマネギ入り万能タレ「うなだれ」もサイコーでした。

宴もたけなわの頃、大きめの羽音と体に何かぶつかる衝撃が何度も。墜落したパイロットを拾い上げてみるとこいつらでした。昆虫嫌いの方はごめんね。

これはノコギリの雌でしょか。ミヤマの雄も飛んできました。

で、最後はメインの二つめ、士別まで行って買ってきた道産サフォーク羊です。やはりこの香ばしさと脂の甘みがたまらんワケです。

ダッチのフタでジンギスカン風に。ちなみに道産サフォークは札幌でもなかなか売ってないのです。

翌朝は雨。ホットサンドマシーンの本領発揮で、ホットサンドをナギに作ってもらいます。普段はホルモンやメザシを焼かれたり、親子丼を作らされたり、野菜を詰め込まれて蒸し焼きを作らされたりしていたこのマシーンで、ちゃんとホットサンドを作るのは初めてかも。

手慣れた感じで次々とホットサンド作っていくナギちゃん。結構料理やってるねー。

ハム、たまご、レタス、チーズが入った、問答無用の正統派ホットサンド完成です!いや今回の大発見を大声で言わせてもらいましょう。
「ホットサンドマシーンでホットサンドをちゃんと作るとマジでンマい!」

なぬ、知ってたって?

切って、断面で盛り上がれる食べ物ランキング第一位と言えばこれですな。このハムの厚さがナギのこだわりです。激ンマでした。ちなみに第二位は太巻きね。

さて、マッツー&ウナちゃんとはコテージで別れ、ワシとナギはその後軽く富良野カイワイ観光へ。まず向かったのは「土の館」、トラクター博物館です。1950年代を中心にクラシックなトラクターが多数、ナイスなコンディションで展示されていて、トラクターマニアのナギも目を輝かせて見入っていました。

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こちらは国産トラクタ。黄色がかわいいね。

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こちらはポルシェ。逆スラントの鉄仮面が迫力ですな。

昼メシは上富良野のラーメン花道さんで、王道の北海道味噌ラーメンをいただきました。麺の縮れ具合は佐野ラーメンのような感じ。これが優しい味のスープとバッチシ絡んで、箸とレンゲがノーブレーキ状態で止まらなくなり、麺もスープも空になったところで我に返るパターン。いやンマかった。そして、この日は季節外れの寒さに朝から震えていましたが、すっかり暖まりました。ラーメンって、ンマいよね~。

手前はミニ豚丼。正直あまり期待せずに入ったんですが、ものすごくンマかったね。また行こっと。

ラーメン屋のご主人から、上富良野観光マップ的なものをいただき、そこに書いてあったおすすめスポットにこれまた失礼ながら、あまり期待もせずに行ってみると、面白いように期待を裏切ってくれる絶景が待っていました。ここからは二人で「ななな、なんじゃこりゃー!」と叫んではクルマを止めて撮影の繰り返しに。おすすめして頂いたところには行っておくもんだねー、というのが今回の教訓でした。

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道道からぴゅっと曲がったところから始まる絶景ロード。パノラマロード江花というネーミングもされてるそうな。

道沿いには春巻き小麦っつんでしょか、メタリックグリーンの絨毯が風に吹かれて大きくたなびいています。ホッカイドの初夏はいいねえ、うん。

こちらはその先、「ジェットコースターの路」との名前が付けられた道です。右に十勝岳を望みながら、大きな起伏のまっすぐな道が数キロ続きます。美瑛もいいけど、ここもいいねえ、うん。とうなずきながら、エンディングに近づきつつある旅の余韻を味わうのでした。

「ジェットコースターの路」としてカーナビにも載っていたのはオドロキ。今度は快晴の時に来てみたいですな。

その後ナギを旭川空港に送って別れたあと、一人で再び道を戻り、上富良野を越えて富良野へ。ウナちゃんおすすめの「北の国から資料館」を訪ねます。ドラマにそんなにはまっていたワケでもないんだけど、入ってみたらこれがまあ楽しいこと!内部は撮影オッケーだけど、ネットに出すのはやめてね、とのことなのでネタバレはできませんが、以下展示物のヒントをちょっとだけ。

泥の付いた一万円札
純が傷害事件の時使ったバール
シュウ(宮沢りえ)が出演したAV「あかね、悶える」のパッケージ
五郎の帽子とドカジャン(着用可)

あー、写真をここにさらしちゃいたいよ!しかしこの資料館、こんなに楽しいのになんと2016年8月で閉館だそうなので、ご興味ある方は明日にでも富良野へ!

富良野に来るならマストです。でも、8月までなんで、急いでね~。

その後、ヨメに買えたら買ってくわと約束していたことを思い出し、美唄焼き鳥を買いにちょっと遠回りして帰りました。地元のファンも多いと聞く「焼き鳥かつ」さん、食べログでもGoogleマップでも場所がちょっと違うんで迷いに迷ったけど、なんとかたどり着けました。持ち帰り用を焼いてもらっている最中、あまりにンマそうなのでたまらず一本その場で頂くことに。いやこれはたまらん、ダメだ、「生も一つ!」コールがのどまで出かけるのをこらえて、焼きたて14本を抱えて家路を急ぎます。

受け取ってあまりのンマさに、反射的に上の方を食べちゃったので、下半分のみです。美唄焼き鳥は、鶏の臓物も一緒に串に刺さってます。一番下はキンカンね。

という、今回もグルメに風景にバカ話にたまらん連発の週末で、快楽物質出まくりんなのでした。ナギちゃん、マッツー、ウナちゃんありがとう。また近々!