今回の秋の釣り大会は、出張と重なるんで涙の不参加となる予定でしたが、荒天のため一日延期となり急遽めでたく参加できることになったワケでありんす。

今シーズン一番の寒さになるよとの予報も出た三連休の二日目、朝から大急ぎで準備を整え向かった先は、春の大会と同じ浦河港。今回はいい平物釣れてちょーだい!

外防波堤の先端が見えるあたりに15時頃入釣しますが風ボーボーで波高し

昨日からの雨は止みほぼ快晴ですが、先端側から吹き付ける西風がキョーレツだこと。なので投げ仕掛けは出さず、まずは穴釣りで様子を見ましょか。仕掛けはもちろん自作巨バリブラー。エサ先発はスーパーで買ったノルウェー産塩サバフィレー。もはや高級魚となったサンマの代役で初登場だけど、骨もないし肉厚だし締まってるし、巨バリとの相性もグーね。

外海側のキワキワ、テトラとの隙間が大きく空いていたところに仕掛けを垂らしてみると、スーッ、コトンコトンと底までなんとか降りていく様子。そして間もなくプルプルとアタリがありドンコ、ガヤが釣れてきます。んむ、いい穴の予感。

そして3投目あたり、モゾモゾっと大物感のあるアタリがきましたよ。今回もいました、いい型のクロゾイ様お出ましです!

…って、あまりに風が強かったのと、その後いい型のガヤとソイがほぼ入れ食い状態になり、忙しすぎて写真はないんすゴメンナサイ。

暗くなってちょっとアタリが落ち着いた頃。いやキレイ

暗くなって風も止んできたので投げ竿を出し、アブラコかカジカでも掛からないかなと天びん4本針を真下に垂らしますが、賑やかなアタリとともに上がって来るのはガヤのダブルとかトリプルとか。

穴釣りもいよいよドンコオンリーとなり、最後はドンコすら渋くなってきたんで、一旦終了としましょか。ガヤとソイで重くなったビクを回収し、すっかり暗くなった堤防上を15分程歩いてクルマまで戻ればそこは盛り場。お楽しみの現地宴会タイムです。

「大将、入れるかい?」ちょうど一名分空いてました。なんてね。今回は7名なんで、一つのテーブルを囲めていい感じ

メシは会費制で、現地料理人のツルちゃん&M師匠が繰り出す、酒飲みにはタマランチ必至のメニューが目白押しです。一品目二品目はこちらから!

まずはマグロのカツオタタキ風?と生ハムから

ありがたいことに、この頃にはすっかり風はやみ、宴会には絶好のコンディションとなりました。メンバーはベテラン世代のみですが、皆さんエラい勢いで飲みまくり食いまくります。

プリプリエビはこのあとエビチリに

その後も、焼き肉やらから揚げ風?やら、料理長のツルちゃんが次々と欠食オヤジたちにゴチソーを出してくれます。ワシはただ座って飲んで食ってバカ話するだけ、この世の極楽を堪能させて頂いたのでした。

すき焼き風鍋?に取り掛かる料理長。全部美味しかったよ〜、ごっつぁんですた!


さて翌朝、日の出前とはいえもうすっかり明るい6時頃起き出し、行動開始です。散歩がてら歩いてコンビニへ行き、UNKO活動&甘いもの補給。よし、今日もやったるでー!

7時頃戦線復帰。昨日から出している中通し3本針に加え、守護神ジェット天秤1本針も投入します。エサは生イソメ1本~2本がけ。中華ピヨピヨセンサーもセットして、どんなアタリも逃さんぜよ!さー巨大タカノハ、クロガシラ、どっちでもいいから来てちょーだい!できたら両方!

釣座から外防波堤先端を望む。昨日と打って変わってほぼ無風、ありがたや~

投げ仕掛けをセットし終えたトコで、穴釣りも再開しましょか。虎の子の決戦用生サンマをさばいて、刻んだハラワタを昨日と同じ穴に撒き、しばしのち自作ブラーを垂らします。

するとそこに投げ仕掛けからピヨピヨ音炸裂!ブラー竿を置いて、投げ竿に飛び付き持ち上げると、何か重い平物が付いている感じ。一発あおってフッキングさせようかと思ったら、あら、すっぽ抜けちゃった。

その仕掛けを上げて見てみると、上針のエサがない。そんじゃあ胴突き仕掛けも追加したろかと、イソイソと仕掛けをセッティングしていると、後ろで「カチャ」と物音がしたような。イヤな予感…

穴釣り座の方を振り返ると、アカン!ブラー竿ないじゃん!やってもーた、アワワアワワ

何がかかったのかわからないけど、ブラー竿が海中に引きずり込まれてしまいました。もー何回目かなあ、毎回二度とすまいと思うんだけど、自己嫌悪。とはいえ今回は穴なんで、回収できるかも?

ちょうどセットし終わった胴突き仕掛けを、ブラー竿が消えた穴へ下ろして、根がかり覚悟で何度か上げ下げすると、何かを引っかけた重い感触。無事サルベージに成功したのでした。はあ良かった。あわよくばサカナも付いてないかなと期待したけど、そんなキモチをあざ笑うように極太のハリスから切られてました。

回収したブラー竿で穴釣りを再開し、ソイのいいトコを数尾ゲツト。

いやー、戻ってきてくれて良かった~。回収できなかったらこの場で寝込んでたよ

8時頃に投げのピヨピヨが鳴り、上がった小型のイシモチカレイを一応キープ。その後はたまに鳴ってもガヤ、鳴らずに放置するとヒトデも上がってくるように。穴釣りは最初の一時間くらいはそこそこのガヤやソイが来たものの、8時半頃から当たりそのものが渋くなり、やがて釣れてもドンコだけに。

そして、大物の期待が高まる太平洋の8時半を迎え、投げ仕掛けに残りのイソメを房掛けして臨みますが、この時間は不発に終わったのでした。

さて、いつもの大会だと、朝10時の計量に向けてそろそろ撤収を開始する頃ですが、今回は人数も少ないんで計量は11時とな。でも今回、ソイガヤは大漁だけどデカい平物ゼロだから、上位入賞は難しいかなあ。

そんな諦めムード漂う10時前後のこと、いい加減アタリもないし、そろそろ片付け始めようかなとジェット天秤仕掛けを上げようとすると…

あれ?何か重いかも?

巻いてみると、あら、サカナ付いてるよこれ!しかもスーッと寄ったかと思えばズーンと重くなる、待望のデカい平物の気配。ちょうど近くを通りがかったツルちゃんにタモ入れを頼み、無事上がったのは40センチ級の立派なクロガシラカレイでした。

ヨホホーイ!最後の最後に上位入賞の可能性もゲツト!

さああとは急いで片付けて、計量に向かわないといけませんが、魚を入れたビクを上げようとしたら、あれ?ビクないじゃん…

よーく見てみると水面より下にビクのウキが潜っているじゃないの。どゆこと?

アカン!ビク根掛かってるじゃん!

牡蠣殻のようなものにビクが引っ掛かったまま潮が満ちて、ビクが水中に完全に没してます。タモですくえるかと、横からかぶせてぐいぐい引っ張ってみたり押し込んでみたりしますが、ビクともしません。ビクだけに…

あきらめて「南無三!」と思い切り引っ張ると、ズボッと抜けて無事回収成功。危うく朝からの穴釣りの釣果を全リリースするところでした。

そんなこんなで、11時の計量には数分前に滑り込みセーフ。さあ今回は何か賞取れるかなあ?

厳正なる計量の風景。M師匠の釣果、立派なイソカジカが上がってます。うまそー

ワタクシの提出魚はこちら。最後に釣れてくれたクロガシラを筆頭に、一つの穴から釣れたソイとガヤ、暗い時間に内海でブラー遊びしていて釣れた小さめのイソカジカです。

ワタクシの愛した魚たち。最後のカレイがどうなのどうなの?

でさて、今回の成績は…

優勝には届かず2位!でも、最後に釣れたクロガシラが特別賞(最大平物賞)に輝き、めでたく賞品のゆめぴりか5㎏をゲツト!となったのでした。

特別賞はあきらめてましたが、最後に釣れてヨカタよー!

優勝はO田ちゃん、何とこれで5連覇!もー卒業かな?あるいは竿&リール使用禁止とか。

4連覇の「ウン〇モラシ」に続く称号問題は、今回は盛り上がらなかったね。まあ「垂れ流し」あたり?

さあ安全運転で帰って魚さばきましょ。こちら、今回の釣果の一部です。しばらくは魚には困りませんな、幸せ~。

提出魚のほかはソイが10尾強、ガヤが20尾強、ウサギアイナメが1尾でした。

ソイは半身刺身、半身焼っ切りで頂きましょうか。鉄串があったんで三本刺して、皮目をガスバーナーで炙り、すぐ氷水で冷やします。

ヌフォ、これはタマランチ。フライパンでやるより、バーナーの方がいいね。

焼っ切りを数切れ残して、ごはんに乗せて、アラ汁の汁をかけて~

クロゾイの焼っ切り茶漬け!笑っちゃうンマさでございました

後日、クロガシラは半身を刺身に、半身を煮つけにして頂きました。

久しぶりの巨クロ、肉厚で大変美味しゅうございました

という、寒い中頑張ってそれなりの成果を上げてまいりました!というレポートでした。次回も安全第一で頑張ります!

じゃまたね!