道外ではあちこちで40℃を超えたとか、札幌でも34℃とか、コロナに加えて猛暑が各地を襲う2020年の夏。こらたまらん、ちと涼しいトコ行こか、と言うことで白羽の矢が立ったのは、ただでさえ涼しいのはもちろん、霊的な方々と出くわす別の涼しさもプラスアルファだっつので、ブルってずっと避けてきた道北の人造湖、朱鞠内湖。

キャンプ場のロケーション的にはいい噂しか聞かず、ヨメのマブダチ夫妻も行くと言うので、こら行くなら今しかないなと、ちと及び腰ながら北へと向かったワケでありんす。

初日は夕方から休みをもらって、士別あたりまで行こかなと思ってましたが、高速に入って間もなく、美唄インターの表示を見て「ん?美唄と言えば…、今日は別に先を急ぐこともないし、久しぶりに焼き鳥食いたいねえ!」と言うことになり、あっという間に高速を離脱。向かったのは美唄の屋台村で孤軍奮闘する名店「かつ」さん。

ウホー!店で食えることなんてなかなかないもんねー。相変わらず絶品でございました。

店を出ればキレイな夕焼けが。こら明日はキャンプ日和間違いナシやー!

美唄の繁華街、昭和の三丁目系映画に出てきそうな夕焼け。ワタクシは飲んじゃったので、この先の運転はヨッメにお任せです。よろすこおにがいひやす!

この日は美唄から15分ほど走って、奈井江の道の駅でシュシュシュッと車中泊。翌日はさらに下道を北へ北へ。幌加内に入ると、あたりは一面ソバ畑じゃないすかこりゃ。

エラい低いトコに雲が出てます。新ソバもボチボチ出る頃ですな。

道中、展望台があったので登ってみると、「地球はソバだった」と言いたくなる風景が広がってました。

あたり一面ソバ畑。7月から8月あたりが見頃だそうよん。

ソバ神社なるものもあります。お、カワイイ狛犬ハケーン!

なんて、おマメ先生でございます。アチいわね〜、一枚だけ写真撮らせてね〜。

この界隈はホント、どっちを見てもソバ畑。ささ、朱鞠内まであと少し。

夏空とソバ畑。ソバにはこだわりないけど、これだけ見たら食いたくなってきます。明日は食べて帰ろっかな。

朝10時頃、朱鞠内湖畔キャンプ場に到着〜。しかし、昨日からの連泊組で朝からソコソコ賑わってます。いや、なかなかのナイスロケーションじゃないの!ええよ〜。

ヌフォフォ、今まで使ってたヨーレイカのフライがペタペタしてきたんで、ニューテント買っちゃった。オガワのステイシーⅡ。

さささ、着いたら早速焚火プレイボール!家から持ってきた豚足をひたすら煮込みます。目指せ!箸で崩せるトロトロてびち。

今回も焚火は母屋&アネックスの二拠点体制。アネックスの方が火力強かったりして。

テントも張って、昼過ぎにはやることなくなっちゃったんで、早速始めちゃっちゃう?一発目は昨日の「かつ」さんで分けてもらった冷凍焼鳥から。ホイルに乗っけて温め直せばそこは美唄の屋台村。

ヌフォ!まさしくこれはかつの味!冷凍で送ってくれるって言うから、これからはいつでも食えるね、ありがたや〜。

小さい方の鍋ではいつもの煮ツブなぞ、オホホ。火が通れば食べられるんだけど、ムダに煮込んだりして。

焚火鍋も大分ススが付いて風格が出てきましたな。

今回は生豆を煎るトコからコーヒーを淹れてみよかと、見よう見マネで煎ってみますが、なかなかパチンと爆ぜる音もせず、時間ばかりがダラダラと。むー、正解がわからない時代とはこれか。

小一時間煎り続けてもチョコレート色にならず、香りもフライパン臭のみ。シパーイ臭が漂ってきます…。

取りあえずミルに入れて挽いてみると尋常でない硬さ。挽き終わった粉も「…、これ、木くず…?」っつ色の薄さ。ままま、時間は掛けたし、淹れてはみたけど…

「うっすー!」「飲めなくはないよ」「木くずの煮汁」など評価は散々。次回は恐れず強火で頑張ります!

そんなこんなでモタモタしていると、前乗りしていたヨメのマブダチ夫妻よりホッキご飯の差し入れ。ありがたやー。

生姜が効いててナイス!彩りもグー。もちろんウマー。

そのままエンドレスに夕餉タイムに突入。まずは本日のメインその1、士別サフォークのロースです。

いい羊の脂は飲み物ですな。こんなの数年にいっぺんしか食べられません。

いやあ、いいキャンプ場じゃないの。今までユーレイ出る系の話にビビって敬遠してたのがバカみたい。これから通うことになりそうな予感です。

んふう、絵になるね〜。焚火鍋いいねえ。

つなぎのリリーフはおなじみスーパーのパナメイエビ。塩して炭火で焼けば、これはもうほぼクルマエビと同義。

エビの塩焼きはリリーフエースですな。安い、早い、ンマひ!

日が落ちると途端に涼しくなってくるのはさすが道北ですな。おマメ先生は一等席、カーミットモドキチェアの上で出番を待ちます。

それ、オデも食えるやでー。くんろー。

ムダに煮込み続けたツブは最後の仕上げに、焼き網に並べてつぼ焼きに。

ツブを並べて煮汁を注げば、そこは釧路かど屋。ううう、釧路行きたい。タッキー元気〜?

夜は満天の星空、天の川はもちろん、流れ星も人工衛星もピューピュー流れておりました。

ちょっと長めに露光してみたら、人工衛星らしき軌道が写ってました。見える?

さて快眠を貪り翌朝、気温は13℃。起き出してみると湖上にはモヤが。

幻想的な朝モヤタイム。たまに湖岸もええねえ。

昨晩は例によって、煮込み続けた豚足まで到達できなかったので、朝から頂くことに。大根と昆布も入れて、沖縄のおでん風ですえ。うりやさー!

めんそーれー、キャンプにてびちは合うねえ。できれば泡盛、ダメならビール!と言いたいトコですが、ダメです。

イヌよ〜、そろそろ帰るで〜。

前回から導入した、荷物運び兼イヌの寝床用カート。気に入ってくれたみたい。

すっかりモヤも晴れ、これぞ夏のホッカイド!という風景が広がりますが、今日はここまで。また来よーっと。

お隣さんはインフレータブルのSUPで漕ぎ出していきました。ガン見して見送るだけのワシ。買っちゃおかな…。

帰りもほぼ同じ道をたどって帰ります。幌加内ええねえ。

んぬー、夏が終わる〜。来年はワクチンできてますように。

さささ、ソバも忘れず食わんとね。前にバイクでも立ち寄らせてもらった「あじよし食堂」さんで納豆ソバ。たまらん。

日本一のソバ産地なのに、食わせる店はほんの数軒なので、どこもなかなかの混雑グアイ。美味しゅうございました。

朱鞠内湖畔キャンプ場、景色はいいし士別でサフォークも買えるし、美唄のかつにも寄れなくはないし、これはしばらくヘビロテになりそうな予感です。

じゃまたね!