道外ではあちこちで40℃を超えたとか、札幌でも34℃とか、コロナに加えて猛暑が各地を襲う2020年の夏。こらたまらん、ちと涼しいトコ行こか、と言うことで白羽の矢が立ったのは、ただでさえ涼しいのはもちろん、霊的な方々と出くわす別の涼しさもプラスアルファだっつので、ブルってずっと避けてきた道北の人造湖、朱鞠内湖。
キャンプ場のロケーション的にはいい噂しか聞かず、ヨメのマブダチ夫妻も行くと言うので、こら行くなら今しかないなと、ちと及び腰ながら北へと向かったワケでありんす。
初日は夕方から休みをもらって、士別あたりまで行こかなと思ってましたが、高速に入って間もなく、美唄インターの表示を見て「ん?美唄と言えば…、今日は別に先を急ぐこともないし、久しぶりに焼き鳥食いたいねえ!」と言うことになり、あっという間に高速を離脱。向かったのは美唄の屋台村で孤軍奮闘する名店「かつ」さん。
店を出ればキレイな夕焼けが。こら明日はキャンプ日和間違いナシやー!
この日は美唄から15分ほど走って、奈井江の道の駅でシュシュシュッと車中泊。翌日はさらに下道を北へ北へ。幌加内に入ると、あたりは一面ソバ畑じゃないすかこりゃ。
道中、展望台があったので登ってみると、「地球はソバだった」と言いたくなる風景が広がってました。
ソバ神社なるものもあります。お、カワイイ狛犬ハケーン!
この界隈はホント、どっちを見てもソバ畑。ささ、朱鞠内まであと少し。
朝10時頃、朱鞠内湖畔キャンプ場に到着〜。しかし、昨日からの連泊組で朝からソコソコ賑わってます。いや、なかなかのナイスロケーションじゃないの!ええよ〜。
さささ、着いたら早速焚火プレイボール!家から持ってきた豚足をひたすら煮込みます。目指せ!箸で崩せるトロトロてびち。
テントも張って、昼過ぎにはやることなくなっちゃったんで、早速始めちゃっちゃう?一発目は昨日の「かつ」さんで分けてもらった冷凍焼鳥から。ホイルに乗っけて温め直せばそこは美唄の屋台村。
小さい方の鍋ではいつもの煮ツブなぞ、オホホ。火が通れば食べられるんだけど、ムダに煮込んだりして。
今回は生豆を煎るトコからコーヒーを淹れてみよかと、見よう見マネで煎ってみますが、なかなかパチンと爆ぜる音もせず、時間ばかりがダラダラと。むー、正解がわからない時代とはこれか。
取りあえずミルに入れて挽いてみると尋常でない硬さ。挽き終わった粉も「…、これ、木くず…?」っつ色の薄さ。ままま、時間は掛けたし、淹れてはみたけど…
そんなこんなでモタモタしていると、前乗りしていたヨメのマブダチ夫妻よりホッキご飯の差し入れ。ありがたやー。
そのままエンドレスに夕餉タイムに突入。まずは本日のメインその1、士別サフォークのロースです。
いやあ、いいキャンプ場じゃないの。今までユーレイ出る系の話にビビって敬遠してたのがバカみたい。これから通うことになりそうな予感です。
つなぎのリリーフはおなじみスーパーのパナメイエビ。塩して炭火で焼けば、これはもうほぼクルマエビと同義。
日が落ちると途端に涼しくなってくるのはさすが道北ですな。おマメ先生は一等席、カーミットモドキチェアの上で出番を待ちます。
ムダに煮込み続けたツブは最後の仕上げに、焼き網に並べてつぼ焼きに。
夜は満天の星空、天の川はもちろん、流れ星も人工衛星もピューピュー流れておりました。
さて快眠を貪り翌朝、気温は13℃。起き出してみると湖上にはモヤが。
昨晩は例によって、煮込み続けた豚足まで到達できなかったので、朝から頂くことに。大根と昆布も入れて、沖縄のおでん風ですえ。うりやさー!
イヌよ〜、そろそろ帰るで〜。
すっかりモヤも晴れ、これぞ夏のホッカイド!という風景が広がりますが、今日はここまで。また来よーっと。
帰りもほぼ同じ道をたどって帰ります。幌加内ええねえ。
さささ、ソバも忘れず食わんとね。前にバイクでも立ち寄らせてもらった「あじよし食堂」さんで納豆ソバ。たまらん。
朱鞠内湖畔キャンプ場、景色はいいし士別でサフォークも買えるし、美唄のかつにも寄れなくはないし、これはしばらくヘビロテになりそうな予感です。
じゃまたね!