さて平成と令和をまたぐGW、ワタクシも暦通りの10連休を頂けましたが、この3月にセーテンのヘキレキで入院しちゃったこともあり、チャリ遍路とかキビシめの遊びはまだ控えとこかと。

そんな折、ヨメのマブダチ夫妻が阿寒のアイヌ工芸に興味大アリとのことで、だったらご案内がてらいつもの釧路あたり行ってみよか!ということで、また釧路?というお声も頂きそうですが、二日目以降の予定も特に立てず、車中泊の装備だけ積んでクルマ二台で一路東を目指したワケでありんす。

もちろんオデも一緒やでー。すっかりクルマ旅が板についたおマメ先生。

と言いつつ肝心の阿寒の写真はナシ。熊の家のK平さんにお忙しいトコいろいろ良くして頂いて、マブダチ夫妻も一層アイヌ工芸ファンになったみたい。早くも旅の目的は一つ成就ですな。

夜は例によって釧路ナイトの定番コース逆回り。かど屋さんでツブ焼き&ラーメンを頂いた後に、鳥松でザンギ。

おなじみ、かど屋さんです。漆黒のスープの海とツブ焼きの島々。釧路を代表する風景ですな。

お泊まりもいつもの駐車場、大型連休で車中泊組も大勢いらっしゃいました。みんなンマいもの食ったかーい。

マブダチ号と並んで車中泊。

今回は新たなシステムで車中泊に臨みました。まあよく寝られたけど、まだちと改善の余地アリね。詳しくはのちほど〜。

まあ大したことしてないけど、水平に寝られるようになりました。イッヌのスペースもバッチリ。

さささ、ここまで来たら二日目もお決まりコース、まずは厚岸ですな。漁協直売所で朝メシをば。

レンジでチンしたかきえもん様。一個一分で絶妙な火の通りグアイに。たまらん。ビールが欲すぃ君。

釧路厚岸と来たら次は浜中。浜中と言えばやはりこれ。エーコープの高梨牛乳ソフト。完全にワンパターン化してますが、素通りしたら果てしなく後悔しそうなので、今回も頂きましょー。

かなり有名になったのか、ソフト販売の一角がちとオサレカフェ風にリニューアルされてました。味は変わらず絶品よん。

このあとは特に予定を決めてませんでしたが、天気もいいし、偶然にも知床横断道路が前日に開通したばかりっつことなので、こら行っときましょう!

道中の電光掲示板に「横断道路の通行は朝10時から15:30まで」とあるのを見て、ここまでモタモタした分を取り戻すべくジムニーモドキ号に鞭を打って、何とか30分くらい前に滑り込みセーフ。雲ひとつなく、国後・択捉もモロ見えのナイスコンディションでした。ツイてるねー。

知床峠から望む羅臼岳。今年は雪解けが早くて、横断道路を走れたのはラッキーでした。

この日は網走道の駅泊。翌日はオホーツク沿岸を北上するか内陸へ入って行くか迷いましたが、まあ折角来たし天気もいいし、内陸の屈斜路湖方面へ向かって道東を満喫しましょかということに。

んで、ベタですがまずは神の子池から。

一年通して水温一定の湧き水が溢れ出ているそう。まだ寒くて温度差がないからか、水面にモヤ掛かった神秘的な風景は拝めず。

ついでにこちら、裏摩周展望台も。前回チャリで来た時は真夏で、最後の激坂に悶絶した記憶がよみがえります。

裏摩周展望台より摩周湖を見下ろします。いや絶景ですよ。

その後川湯温泉に浸かったところで、マブダチ夫妻とは一旦お別れ。ワシらはさらにクルマツアーを続ける予定でしたが、原因不明の胃痛に襲われ一旦札幌に戻ることに。50の誕生日を迎えて以来、五十肩デビューしたり入院したりとガタが出続けております。同世代の皆さまもご自愛くださいませ〜。

で、連休後半戦。ヒマに飽かせて、ジムニーモドキ号で気になっていた車中泊の快適性向上のために、大手術を決行することに。

この後席横パネルの縁が立った部分が、寝ているとどうしても肩に当たって気になるのです。

ネットで調べると、この横パネルを外すトコまでは皆さんやられているみたいだけど、件の縁を外している例は確認できず。でも何となくイケそうな気がしてオペを始めてみると…

縁だけ外せましたー。縁パーツはパネルとは別体で、パネル裏側からネジ止めされていただけでした。案ずるより外すが易し。

幅と高さがほんの数センチ広く低くなっただけだけど、これでかなり寝やすくなったはず!これは早速検証しないといけませんな、ということで、冷蔵庫の残りモノと余っていた薪も積み込んで向かったのは追分のキャンプ場。久しぶりに焚火ダッチシステム「テンジン」を展開します。ああ、焚火いいねぇ。

ツーバーナーの上に乗るのは最近お気に入りの4.5ミリ厚鉄板。タコのアヒージョ風からスタート。

道東ツアーで仕入れた美幌点香苑さんの肉まんを、ゼータクに一個だけダッチで一時間以上蒸し上げます。今日はこれがメイン。ンマい!デカい!熱い!たまらん。

10インチのダッチに一個しか入らない巨大サイズ。点香苑さん大繁盛でした。

今回は車中泊なんでテントは張らず、グランドシートをタープ代わりに張ったのみ。流行りのバップテントみたいでなかなか男前じゃないすか。この日の場内で一番カッコ良かったんでないかと自画自賛祭り。

ブルーシートのオリーブ色バージョンを斜めに張っただけ。これでも夜露と放射冷却が防げて極楽でした。テントも乾かさなくていいし、いいねぇ。

改良版のjb23車中泊システムはこんな感じに落ち着きました。

  • 後席座面はとっぱらって、背は前に倒す
  • 前席フルリクライニングした上にイレクターパイプで作った門型フレームを支えにシナランバー10ミリ厚乗せ
  • 最後部のくぼみには定番のボックスと端材で作ったテーブル乗せ
  • リアサイドパネルの縁を外す
  • この上に50ミリ厚のエアマット敷き

これで朝までノンストップ熟睡でした。

これに100均銀シートを切ったのを窓に貼って完成。ハンドル下にもぎりぎり足が入るんで、オトナ二人がムリなく寝られます。オデもゆったり寝られたデー、とおマメ先生も太鼓判。

ちなみに収納するとこんな感じ。二枚重ねて荷室にピッタリよ。

パネルの切り欠きにはそれぞれ意味があるのですが、詳しくは割愛。右上の小さな穴あけなんかが地味に大変だったりします。

前半戦の熊の家さんで見初めたフライング熊タンご登場。一番表情がラブリーだったのを頂いてきました。

フライングというより上体反らし?巨匠伊藤先生の熊ちゃんが買えるのは熊の家さんだけ。さあお店へ急ごー!

追分といえば厚真もすぐ近く。厚真といえば昨年9月の地震で大きな被害を受けた地域、吉野地区があります。ということで少しだけ現地視察にお邪魔してみると…

うむー、これはひどい。復旧どころか、家財道具やクルマも下敷きになったまま、9月6日から時間が止まったようです。

うし!せめて胃袋で厚真を応援じゃ!調べてみると厚真カイワイにはカフェやらパン屋やら肉屋やら、超一流の食い物があるわあるわ。今までほとんど来たことなかったけど、とんでもない穴場じゃぞこれは。

っつことで、momo cafeなるカフェが大評判とのことでお邪魔してみたところ…

エラい手間のかかったタルト各種が280円とな。オネダンもビクリツですが、味も超一流!こんなンマいタルト食ったことない!柑橘のタルトはチョーフレッシュ。

その近くにあるパン屋も大評判らしいですが、我々が入った時にはほぼ完売。なので実は翌日も予約した上でお邪魔しちゃったくらいにして。此方と書いて「こち」さんです。本格ドイツ系のパンです。写真はナシよ。

厚真へ連日お邪魔して、両日とも行ったのが厚真ジンギスカンの市原精肉店さん。知る人ぞ知ると言うよりは、もはや有名店だと思いますが、やはり問答無用のンマさ。

買って帰ってベランダでジュージュー祭り。こんな風に蒸し焼きにしても、鉄板で直に焼いてもどちらも絶品よ。

という、結局美食祭りのGWでした。でも最終日まだまだヒマだったので、トモダチから教えてもらったヒミツ兵器をモドキ号に装着。ついでに激安スピーカー増設なんかもしたりして過ごした10連休でした。

ヒミツ兵器サブコンピュータ。重たいタイヤのモッサリ感がかなり解消されて、フツーのクルマの加速に近づいた…ように感じます。

皆さんは10連休どう過ごされましたえ〜?ではまた!