タイトルが長いんで変えました。さてお盆イッヌツアー三日目は、網走から何となく南方面、できれば根室あたりまで行ってみたいね、という程度の行き先設定で、お世話になった網走の道の駅を後にします。

流石に夏の観光ドシーズンの網走、車中泊フリークで一杯です。

ちなみに予報では今日も道東は曇りとのことでパッとしませんが、走り始めて間もなく、海の向こうには知床連山がドーンと見えてきます。

左が知床連山、真ん中は遠音別岳、右は海別岳、かな?違ってたらゴメン。

知床は横断道路で越えようと思ってましたが、峠のあたりから雲がドバドバこちら側に流れ込んでいるのが見えたので、横断道路はパス。斜里からは最短ルートで標津を目指すことにします。

斜里の町外れにある名もない展望台から。夏の道東はええねえ。

ルートを変えたので、こりゃあそこに行っておかねばなりませんな!と言うことで、国道から外れて林道を5キロ程度走り、念願の川北温泉に浸かります。

ずっと入ってみたかった温泉ナンバー3くらいの川北温泉。雨なんで一人占め。いやもうサイコーよ。

山中にポツンとあるだけの温泉ですが、脱衣所も湯船もちゃんと男女分かれてます。知床方面に行かれる際は是非。

こんな感じの脱衣所。お世話になりました。

さて標津と言えば鮭の町。以前買ってからすっかりハマってしまった川村水産さんで鮭トバを買い込みます。ドライブのお供に早速頂きます。ンマい!

鉄板のンマさ、川村水産さんの鮭トバ。小さくスライスしてあるのでムシャムシャ食えてしまいます。止まらん!

標津のちょっと下に、オホーツク海に突き出した小さな半島、野付半島というのがあります。今は何もないトコだけど、江戸時代の後期には岬のあたりに鰊番屋や通所などが林立して、遊郭なんかもあったとのウワサ。マジかね?

今はこんなですか、ホントに遊郭なんてあったの?

っつことで、アテもない旅ですので、標津の民俗資料館へ行ってみますが…

「ここにはないぞ、ウガー!」。2.4メートル、390キロの巨大クマに度肝を抜かれます。こんなんと出くわしたらお経を唱えるくらいしか手はありませんな。

野付半島は根本が標津町、先端は別海町だとのことで、こちらには情報は無いそう。詳しい展示が別海の加賀家文書館にあるとのことで、そちらを訪ねます。いやここは面白かった。長年のモヤモヤが解消した気分。

野付半島のことがすべてわかります。野付ファンにはオススメ!ラピュタは本当にあったんだ!

さて、ここまで来たらもうあそこにも寄るしかありませんな!そう、浜中町は牛乳の町。品質管理バッチリの4.0牛乳で作ったソフトクリームを食わせてくれるのです。たまらん!

今どきソフトクリームなんてどこで食ってもウマいけど、ここは別格のように感じます。浜中のAコープと、なぜか東京スカイツリーのソラマチでも食えるそう。

この日は釧路へ行くか根室へ行くか迷いましたが、釧路は千秋楽に取っておこう、ということで今晩は根室で泊まることにします。根室?カニ?花咲ガニ!っつことで、根室のチョイ手前、花咲港の近く「大八食堂」さんにトツゲキ!

「いらっしゃ〜い、待ってたわよ〜」。彼女はこのあと店のオネーサンにバラバラにされました。

花咲は札幌でも良いのがなかなか食えませんが、さすが本場。ミソまでバッチリです。ほろ苦い風味がたまりません。身も味が濃い!たまらん!

幸せなビジュアルですな〜。カニがスポンと抜け続けてくれる限り、この世には戦争など起こり得ないとワタクシは思うワケであります!

店を出て、落ち着いてあたりを見回すとロシア語の看板だらけなのに気づきます。あらためて東へ来たことを実感します。

何て書いてあるのかはサッパリ。3とか6に見えるのも、きっと数字じゃないんだろな〜、というくらいのわからなさ。

さて、根室と言えば、転勤で行ったヒトが根室以外では魚が食えなくなってしまうほど、魚がンマい町だとのウワサ。それを是非居酒屋で確かめようでないの!と思ったのですが、お盆まっただ中の日曜とあって、どこも休業か予約で一杯かの状態。であれば、折角キャンプ道具も積んできたし、一晩くらい焼き焼きやりますか!と言うことで、今晩のお宿、明治公園で軽くチマチマ焼きをやらせてもらいます。

前にチャリツアーでもお世話になった明治公園。屋根付きカーテン付きのBBQスペースがあって、雨が降ろうが風が吹こうが快適に宴会できるのです。この日も先客2グループが大盛り上がり中。

ワシらも早速開始します。炭火はめんどくさいので、ガス&ホットサンドマシーンのみ。カニ食べちゃったので、軽めにね。

宴の様子を上空から。炉端は油で汚れてるんで、新聞紙で仮設食卓を作ります。

本日のメインはステーキ。安い肉ですが、安心のンマさです。

肉を焼く時はオープンで。久しぶりの登場ですが、やはりいいねえ、ホットサンドマシーン!

お次はナス。肉の脂を全て吸わせます。もうサイコー!ナスサイコー!そりゃンマくないワケないですな。

帰ったらダイエット頑張ります…

家から持ってきた厚揚げがようやく登場。焼き目をつけて、おろしショウガとネギで「竹虎」にして頂きます。

魯山人命名。大根おろしだと「雪虎」だそう。素晴らしい見立てのセンス。

お隣の地元グループにもおマメは大人気。お盆で集まった地元仲間だそうです。ええねえ。

撫でられながら吠え続けるおマメと、気にせずなで続けるオッチャン。犬好きなんだね。

折角の炉端スペースなんで、火が見たい!とよろしくない欲求が湧いてきたので、コイツも久々登場させましょう。中華パチモンワイルドストーブです。やっぱり野メシはええねえ、根室サイコー!と、勝手に盛り上がりつつ、夜は更けていくのでした。

鑑賞のためだけに、無駄に炎を上げさせます。燃料は木質ペレットよん。

以上、現場からでした!さあ明日は釧路でフィナーレじゃ!

では〜。