2017年6月のとある日のこと、目が覚めたらとある海辺の町に、まさにシコーキで着陸せんというところなのでした。ここはどこだ?なぜシコーキに乗ってんの?ワシはだれ?

と、意味もないスットボケはさておき、長崎空港に間もなく着陸です。修学旅行以来30年ぶり〜。

今夜のお宿、バスターミナルホテル。中心街にあるんで大変便利。ここを拠点にしっかりとシゴト的なモニャモニャモニャ…

路面電車の走る町はええですな。長崎は交通マナーも優しい感じ。もう長崎に惚れ始めてます。もちろんシゴトも頑張ります!

っつことで唐突ですが一発目のグルメチャンス到来。「初めまして、ハトシです」と目の前に現れたのは、何だかよくわからん妙に色黒の輩。期待せずに食ってみると「あー、これは誰もが好きなあの味だー」と感じるものの、何の味かが思い出せない。ハトシという名前も何度聞いても覚えられない。イカン、このままじゃボケが始まってしまう!

その後、5回以上尋ね直してさすがに憶えました、ハトシ。食パンにエビ魚介系の練り物を挟んで揚げたコレ、何かに似てると思ったら、ホッカイド名物のパンロールだ!そらンマいわー。

お次は地元のご同業に連れられて入った大衆酒場A。おまかせ刺し盛の森に完全に迷い込んで遭難確定。もう生還は望み薄ですので、ご家族はあきらめてください状態。森の出口が見つからない〜、っつか出たくない〜。

しょーもない例えですんません。でもこれ以上ないくらい新鮮でピンピンの魚たちでした。デカく切ったイワシ、一先(イッサキ、イサキです)の焼っ切り、アジタタキ、タコ、ヒラマサのハラス。

こちらはクジラもよく食べるそうで、それでは是非とオノミだったかな、赤身のところを頂きます。ちなみに、メンバーは全国のご同業オッサン総勢6名様。壱岐産の麦焼酎がカパカパ空いていきます。「焼酎ボトルもう一本〜!」

クジラのオノミ。程よくサシが入ってまるで馬刺しのよう。にんにくと小ネギを薬味に頂けばそら絶品なワケです。たまらん。

店を出る頃にはすっかり暗くなり、飲み屋街の本領発揮タイムです。「珍味センター」のネーミングに意味もなく感心しつつ、せっかくの長崎、ド定番も頂きましょうと、しばし盛り場を散策します。

思案橋通り。出張の夜は楽しいですなあ。

そして一行は、地元メンバーオススメの中国料理Kさんへ。シメに皿うどんを頂きます。長崎人は決して酢やカラシをかけたりはせず、その代わりに「金蝶ソース」のウスターソースをかけるそうな。ん、確かに合う!ンマかばい!

食いかけで失礼、ド定番の皿うどんです。ウスターソースかけてみました。んー、長崎なしではもうダメなカラダになりつつある感じ。

で翌朝。二日酔い気味ですが、せっかく持ってきたジョギングシューズを履いて町に出ます。一時間ばかり走ってみましたが、次々現れる町の風景にいちいち止まって写真撮っての繰り返しで、一向にペースは上がらないけど楽しくてしょうがないぞこりゃ!

港には大型客船が入ってました。おそらくカジュアル船というカテゴリで、一泊一部屋7千円くらい?(←憶えたての知識)。365日こういった客船が長崎に来ているそうです。

何となく気になる方へ走っていけば、それが海あり坂あり名所ありのナイスコースになっちゃうので、全く飽きさせません。長崎いいなあ。

オランダ坂、懐かしいなあ。修学旅行当時に戻って、中二病満開の自分にカンチョーしてやりたいです。と言いつつ今や小5病満開だけど。

有名スポットのこちらももちろん外せません。

言わずと知れた眼鏡橋。意外に似合ってる?

原爆資料館では、被爆者へのインタビュー集を購入しました。あの日に何が起きて、彼らの人生がどう変わってしまったのか。これを読んだら核ミサイルのボタンは押せないはずだと思うワケです。

右手は「原爆の脅威」、左手は「平和」を意味しているそうです。

そして長崎を去る前に、忘れちゃいけないこれですね。思案橋のTTYさんのチャンポン、野菜のダシが出てて優しい味。札幌に支店出して〜。

本場のホンモノはやはり問答無用のンマさなワケです。リンガーハットもンマいけどね。

ということで、長崎の素晴らしさにすっかりやられたのでした。次回は自転車持っていって、激坂でヒーヒー言いたいです。